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マツダ、運転席シートの不具合で「デミオ」など4車種、計24万8753台をリコール

座席が傾き正しい運転姿勢が取れなくなるおそれ

2017年2月9日 発表

運転席のシートに不具合があるとして「デミオ」「アクセラ」「アテンザ」「ビアンテ」の4車種、計24万8753台をリコール

 マツダは2月9日、運転席のシートに不具合があるとして「デミオ」「アクセラ」「アテンザ」「ビアンテ」の4車種、計24万8753台のリコールを国土交通省に届け出た。リコール対象車の製作期間は2007年5月11日~2010年9月30日。

 不具合は、運転者席の座席高さを調整するリフタリンクの強度が不足しているほか、リフタリンクの抜け止め防止用プッシュナットの固定方法が不適切なため、リフタリンクに亀裂が入るまたはプッシュナットが外れることがある。そのまま使用を続けると座席から異音やガタが発生し、最悪の場合、リフタリンクが破損もしくは外れて座席が傾き、正しい運転姿勢が取れなくなるおそれがある。

 改善対策として、全車両のリフタリンクを点検し、亀裂がない場合はリフタリンクに補強ブラケットを追加するとともに、プッシュナットを2枚構造にする。リフタリンクに亀裂がある場合は、シートアジャスターユニットを対策品に交換する。

 なお、補強ブラケットの準備に時間を要するため、年式の古い車両から順次改善措置を実施するとしている。

点検の結果、追加する部品