日野、自動ブレーキ「PCS」の全車標準装備など「プロフィア」「レンジャー」をモデルチェンジ

新型「プロフィア」

　日野自動車は4月5日、大型トラック「プロフィア」と中型トラック「レンジャー」をモデルチェンジして自動ブレーキのPCS（Pre Crash Safety）を全車標準装備した新型「プロフィア」「レンジャー」を発表した。発売日はプロフィアが5月22日、レンジャーが4月5日。代表車型の価格はプロフィアが1867万2120円～2405万1600円。レンジャーが910万4400円～1142万7480円。

　今回のモデルチェンジでプロフィアとレンジャーは、自動ブレーキのPCS、車線逸脱警報、車両ふらつき警報、車両安定制御装置のVSC（Vehicle Stability Control）を全車標準装備。PCSは機能向上を図り、ミリ波レーダーと画像センサーにより、停止車両や歩行者も検知して衝突回避を支援することが可能になった。

　さらに、プロフィアには車間距離を自動制御する「スキャニングクルーズII」、わき見やまぶたの状態を検知する「ドライバーモニター」を標準装備。大型トラックとして日本初となる常時ハイビームを使用可能で夜間の視認性を向上させる「可変配光型LEDヘッドランプ」をオプション設定した。

　エンジンは、プロフィアの380PSエンジンには従来の13リッターエンジンに替えてダウンサイジングされた新開発の直列6気筒 9.0リッターエンジンを採用。レンジャーも同じくダウンサイジングされた直列4気筒 5.0リッターエンジンを採用する。

　いずれも「平成28年排出ガス規制」に適合するとともに、プロフィアは「平成27年度燃費基準＋10％達成車」を新たに設定。レンジャーは「平成27年度燃費基準＋5％達成車」の設定車型数を拡大した。

　エクステリアデザインとインテリアデザインも一新。新型シートによる乗り心地の向上、7インチの液晶を備えた大型で確認しやすいメーター、操作しやすいステアリングスイッチなど、ドライバーを第一に考えた空間とした。

新型「レンジャー」