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日野、「人とくるまのテクノロジー展2017 横浜」で2段過給ターボディーゼルなど展示

尿素を使わない排出ガス後処理装置「HC-SCR」も展示

2017年5月24日~26日(人とくるまのテクノロジー展2017 横浜)開催

2017年6月28日~30日(人とくるまのテクノロジー展2017 名古屋)開催

入場無料(登録制)

8.9リッターの直列6気筒ターボディーゼル「A09C」

 日野自動車は、5月24日~26日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2017 横浜」、6月28日~30日にポートメッセ名古屋(愛知県名古屋市)で開催される「人とくるまのテクノロジー展2017 名古屋」の出展概要を発表した。

 両会場の日野ブースでは、4月に発売した大型トラック「プロフィア」、中型トラック「レンジャー」に搭載する最新ディーゼルエンジン「A09C」「A05C」を展示。どちらも従来型よりコンパクトな排気量ながら、「2段過給ターボ」の採用によって高出力・高トルクを発生。また、燃費を高める「ディンプルライナー」を使って軽量化による環境性能の向上、積載性アップなどを実現している。ブースの展示品ではA05Cエンジンがカットモデルとなっており、エンジン内部に使われているディンプルライナーについても確認可能となっている。

 このほかに日野ブースでは、プロフィアに搭載する排出ガス後処理装置「DPR+尿素SCR」、レンジャーに搭載する同「HC-SCR」を展示。HC-SCRは尿素を使うことなく「平成28年排出ガス規制」に適合する技術で、尿素タンクが不要となって架装性が犠牲にならず、メンテナンスの手間も軽減されるメリットがある。

 また、プロフィアとレンジャーに採用された自動ブレーキ「PCS(Pre Crash Safety)」「車線逸脱警報」「車両ふらつき警報」などの先進安全装備、ダカールラリー2017で活躍した「日野チームスガワラ」の走行シーンなどを映像やパネルを使って紹介する。

5.1リッターの直列4気筒ターボディーゼル「A05C」