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日野、燃料電池バスやハイブリッドトラックなど3モデルを東京モーターショー2015で世界初公開
クラス優勝した「日野レンジャー ダカールラリー2014参戦車」を過去に受賞したトロフィーなどと展示
(2015/10/8 16:43)
- 2015年10月8日発表
日野自動車は、10月29日~11月8日(プレスデー:10月28日~29日、プレビューデー:10月29日、一般公開日:10月30日~11月8日)の期間に東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催する「第44回東京モーターショー2015」の出展概要を発表した。
「情熱をはこぶ。夢をとどける」を出展テーマに東ホール1で展示を行う日野ブースでは、燃料電池バスのコンセプトモデル1台、ハイブリッドトラック2台の計3モデルを世界初公開。また、日本初公開となる海外専用モデル、ダカールラリー参戦車両など全6台の車両を展示するほか、高い環境性能を備えるエンジン2基などを出展する。
外部給電機能も備える燃料電池バスのコンセプトモデル「FUEL CELL BUS」(世界初公開)
トヨタグループの一員として燃料電池バスの技術開発を進めている日野が考える燃料電池バスのコンセプトモデル。「暮らしやすい社会を支える移動」をテーマにユニバーサルデザインの視点から内外装設計を行ったほか、燃料電池バスを中心とした次世代のバス交通システムを提案。外部給電機能も備えている。ボディーサイズは10525×2490×3340mm(全長×全幅×全高)。
廃熱回収発電システムなどを備える「プロフィア ハイブリッド」(世界初公開)
小型トラックの「デュトロ」、中型トラックの「レンジャー」などで積み重ねてきたハイブリッド技術を受け継ぐ大型トラックとなる「プロフィア ハイブリッド」は、「長い距離を走る大型トラックの燃費を追求する」というコンセプトから、ハイブリッド技術を走行だけでなく、電動冷凍システムにもハイブリッドシステムを応用。さらに空気抵抗を低減する多彩なアイテム、廃熱回収発電システムといった燃費向上技術についても提案するモデルとなっている。
プロフィア ハイブリッド 主要諸元 | |
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エンジン型式 | A09C |
排気量(L) | 8.866 |
トランスミッション形式、変速段数 | AMT 12段 |
寸法(全長×全幅×全高)mm | 11,990×2,490×2,880 |
乗車定員(人) | 3(展示車の場合) |
モーター出力 | 90kW |
停止車や歩行者との衝突回避も支援する「デュトロ ハイブリッド」(世界初公開)
小型ハイブリッドトラックでトップシェアとなっている「デュトロ ハイブリッド」をベースに、2014年11月から大型トラックやバスなどでの装着が義務化された衝突被害軽減ブレーキを進化させた先進安全システムを採用。従来からある先行車に対する追突回避に加え、停止中の車両や歩行者との衝突回避を支援できるようになり、安全性が高められている。
デュトロ ハイブリッド 主要諸元 | |
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エンジン型式 | N04C-UL |
排気量(L) | 4.009 |
トランスミッション形式、変速段数 | AMT 5段 |
寸法(全長×全幅×全高)mm | 6,680×3,030×2,190 |
乗車定員(人) | 3(展示車の場合) |
モーター出力 | 36kW |
バッテリー | ニッケル水素 288V/6.5Ah |
1月にインドネシア市場から販売を開始した海外専用モデル「HINO 500シリーズ」(日本初公開)
「HINO 500シリーズ」は1月からインドネシア市場で販売を開始した海外専用モデル。世界各国・地域ごとのニーズに合わせ、過酷な使用に応えるための「QDR」(品質・耐久性・信頼性)を追求した最新車両となっており、今後も地域や市場ごとの適格化を行って導入先を拡大していく予定となっている。
HINO 500シリーズ 主要諸元 | |
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エンジン型式 | J08E-WB |
排気量(L) | 7.684 |
トランスミッション形式、変速段数 | マニュアル 9段 |
寸法(全長×全幅×全高)mm | 8,695×2,490×2,770 |
乗車定員(人) | 3(展示車の場合) |
車両総重量(kg) | 16,000 |
このほか、市販車の大型観光バス「セレガ」の展示では、ドライバーの顔の向きや眼の開閉状態を検知して注意力低下を警報する「ドライバーモニター」を体験できるほか、「日野レンジャー ダカールラリー2014参戦車」を1991年から続けている参戦の歴史で獲得してきたトロフィーなどといっしょに展示する。
また、エンジン展示では、大型トラックの「プロフィア」などに搭載される「A09Cエンジン」、「レンジャーFE」のほか、12月1日に発売される「ブルーリボンハイブリッド」にも搭載される「A05Cエンジン」の2基を用意。A05CエンジンはA09Cエンジンをベースに開発された、中型車向けのダウンサイジングエンジンで、世界初採用となる「ディンプルライナー」や超高圧コモンレールなどの採用で進化を果たしたエンジンとなっている。
A09C | |
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動弁機構 | OHC・4弁 |
燃焼室形式 | 2段リップ燃焼室 |
燃料噴射方式 | コモンレールシステム |
吸気方式 | インタークーラー付き VGターボチャージャ過給 |
シリンダー数 | 6 |
内径×工程(mm)内径×工程(mm) | 112×150 |
総排気量(L) | 8.866 |
最高出力 kW(PS)/rpm | 265(360)/1,800 |
最大トルク Nm(kgm)/rpm | 1,569(160)/1,100 |
A05C | |
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動弁機構 | OHC・4弁 |
燃焼室形式 | 2段リップ燃焼室 |
燃料噴射方式 | コモンレールシステム |
吸気方式 | インタークーラー付き 2段ターボチャージャ過給 |
シリンダー数 | 4 |
内径×工程(mm)内径×工程(mm) | 112×130 |
総排気量(L) | 5.123 |
最高出力 kW(PS)/rpm | 184(250)/2,300 |
最大トルク Nm(kgm)/rpm | 834(85)/1,400 |