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三菱自動車、アルピニストの野口健氏にエベレストの標高と同じナンバーの「アウトランダーPHEV」を納車
「アンバサダーとしてアウトランダーPHEVや三菱車の魅力を伝えていきたい」と野口氏
2017年6月21日 21:41
- 2017年6月21日 実施
三菱自動車工業は6月21日、アルピニストの野口健氏の「アウトランダーPHEV」納車式を実施した。今後、同社は野口氏に三菱自動車のアンバサダーを務めてもらい、野口氏の活動を通じてアウトランダーPHVをはじめ、三菱車の魅力を伝えてもらう。
雨模様となったこの日、会場となった東京都目黒区にある関東三菱自動車の目黒店では、エベレストの標高にちなんだ「8848」のナンバーが付いたアウトランダーPHEVが用意され、三菱自動車工業 代表取締役社長兼CEOの益子修氏から野口氏にゴールデンキーが手渡された。
最初の挨拶を行なった三菱自動車工業 代表取締役社長兼CEOの益子修氏は、「(自社の部品工場が数多くある)岡山県総社市の片岡聡一市長から野口さんが総社市の観光大使をしているんですよ、とご紹介いただきました。昨年の熊本地震のときには被災者の方への支援として、野口さんと総社市が益城町にテント村を開設しました。PHEVは止まっている時は電気を供給できて被災地で役に立ったという例もあるので、いざというときに備えは必要だと思ったという野口さんにお乗りいただきたいと思って、今日に至りました」と、野口氏のアンバサダー就任のきっかけを紹介。
「野口さんはエベレストなど山をきれいにする環境保護に対して大変強い気持ちを持っていらっしゃいますし、我々も環境に対しては強い意志を持って研究を行なって、PHEVなど開発を取り組んでまいりました。野口さんの思い、また、我々の目指す社会的使命がちょうど同じ方向にあります。今日は野口さんにクルマを使ってもらう最初の日ということで、これからが大変楽しみでございます」と話した。
野口氏も納車にあたって挨拶を行ない、今回納車されるアウトランダーPHEVに付けられた「8848」というナンバープレートについて「エベレストの標高にしようということでこの数字になった」と話してから、「熊本地震のときに車中泊対策として、エベレストのベースキャンプに並べているテントを益城町へ持って行った。あのときにアウトランダーPHEVをテント村の真ん中に数台置いておけば、約600人の被災者の分の光が確保できたなぁ、と思っています」と話した。
続けて野口氏は、「エジプトに住んでいた小学校の頃は、海外ではまだあまり日本のことが話題にならない中で、パリダカ(パリ・ダカールラリー)が大きなニュースになっていた。その中で『パジェロ』の活躍が日本人の活躍の象徴のようで、それが嬉しかった。そこで、今度どの会社と仕事がしたいかなと思ったときに、ぱっと頭に浮かんだのが三菱自動車。僕は国内でこのアウトランダーPHEVをとおして、三菱車の魅力というものをどれだけ広げていけるかがアンバサダーとしての役割かなと思いながら、特にアウトドアや震災というところもとおして、アウトランダーPHEVの魅力を伝えていきたいと思います」と話した。
最後に、三菱自動車工業 国内営業本部 マーケティング推進部長の池部洋二氏が登場し、今後のタイアップとして、7月29日~30日に静岡県 朝霧高原で行なうスターキャンプに野口氏が参加することを発表。「ほかにもTwitterで大いにつぶやいていただきまして、我々の応援団といたしまして、文字通り大使としてご活躍いただく予定ですので、今後ともご期待ください」と述べた。