ニュース
三菱自動車 益子CEOがアルピニスト野口氏、片岡総社市長と座談会
野口健氏がアンバサダーに就任したきっかけや総社市との取り組みなど紹介
2017年7月28日 15:47
- 2017年7月27日 開催
三菱自動車工業は7月27日、東京都港区の本社ショールームで開催している「岡山県高梁川の恵みと賜物展」の特別イベントとして、岡山県 総社市長の片岡総一氏、三菱自動車のアンバサダーであるアルピニストの野口健氏、三菱自動車工業 取締役 CEOの益子修氏による対談会を開催した。
岡山県高梁川の恵みと賜物展は、三菱自動車の水島工場付近を流れる高梁川流域にある8市町の魅力を発信するイベントとして7月26日~28日に開催。座談会が行なわれた7月27日は総社市と矢掛町、浅口市の特産品が販売されていた。
座談会では、人口約6万8000人のうち約1万人が三菱自動車の関係者だという総社市から市長の片岡氏が参加。同市には三菱自動車の部品工場が数多くあり、交通弱者を減らす取り組みとして、デリカD:5を使用して運賃300円の乗り合いタクシー「雪舟くん」を運行していることを紹介。
また、アンバサダーの野口氏と三菱自動車を引き合わせたのは片岡氏だと語り、野口氏がアンバサダーに就任したきっかけを片岡氏が説明。「野口さんとは25年くらい深い付き合いをしていて、野口氏と熊本大地震の支援を行なっていた際に、三菱自動車が好きでアンバサダーをやりたいという話をしていて、益子社長を紹介をしたのが始まり」と話した。
その話のあとに益子氏は「野口氏が幼少時代、エジプトに住んでいたころ、日本に関わる数少ないニュースが、パジェロがパリダカ(パリ・ダカールラリー)で活躍していたことだったという話を聞いて感激した。それがきっかけとなって、株主総会でパジェロとランサーエボリューションを将来もう1度やり、夢を持ち続けたいと話をした」と、株主総会でパジェロとランサーエボリューションの次期モデル開発の可能性を言及するに至った経緯を紹介した。
野口氏は熊本地震の際に、片岡氏と協力をしてテント村を益城町に設営したことを紹介。スライドで写真を紹介しながら、「テント村には電源がなかったので、もっと早く知り合っていたらここにアウトランダーPHEVを置いて、電気を使うことができたのになぁと思う。アウトランダーPHEVは満充電すれば、一般家庭の約10日分の電気を使うことができるので、次回テント村をやるようなことがあれば、アウトランダーPHEVとの組み合わせも考えていきたい」と話した。
また、テント村の話を受けて益子氏は「野口氏の運営するNPO法人と総社市で、万が一の際はテント村を効率的に開設して運営するという協定を結んでいて、私どもも全面的に賛同させていただきたい。そういうことがないのが一番なのですが、万が一の際はテント村とアウトランダーPHEVをセットにすることで、避難されている方がもう少し楽に生活できるようになるのではないかという思いを持って、今後もいろいろと協力をさせていただきたいと思っている」と述べた。
イベントの最後に野口氏は「7月29日~30日に三菱さんと一緒にスターキャンプというキャンプイベントをやります。日本ではアウトドアをやるのは一部の方だけ。避難も最初はアウトドアなので、こういうイベントを通してキャンプをしてもらうのも大事だと思います」と述べてイベントは終了した。