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ルノー、“スポーティ・フレンチMT”を掲げる60台限定車「カングー S MT」説明会
O・Z製ホイール、FOCAL製サウンドシステム、マルチルーフレールを採用しながら価格は据え置き
2017年8月24日 15:28
- 2017年8月24日 開催
- 247万円
ルノー・ジャポンは8月24日、同日に発売した60台限定車「カングー S MT」の説明会を都内で開催した。価格は247万円。
カングー S MTは「ゼン 6MT」をベースとし、マットグラファイトポリッシュカラーを採用するO・Z製の専用15インチアロイホイール「Adrenalina」(タイヤはミシュラン「エナジーセーバー」でサイズは195/65 R15)、フランスのオーディオメーカー「FOCAL」のハイクオリティサウンドシステム「FOCAL Music Premium」、ルーフレールの一部が稼働してクロスバーとしても使える「マルチルーフレール」の3点を特別装備。
これら約29万8000円相当の特別装備を与えながら、価格をベース車から据え置きとしているのが大きな特徴になっている。
車両の解説を行なったルノー・ジャポン マーケティング部 商品企画グループ プロダクトマネージャーの近棟伸邦氏は、6月に発売した限定車「カングー オーセンティック 6MT」に続いて6速MTを搭載するカングー限定車を導入した経緯について触れ、「2015年にカングーのMT比率が45%まで伸びました。これは1.2リッターの6速MTを導入した年で、ATのモデルは1.6リッターの4速ATだったこともあり、一気に6速MTの販売比率が伸びました。押し並べるとカングーの23.1%、約4台に1台の比率でMTになるのです」とし、そうしたMTを希望するオーナーに向けて導入されたのが今回の限定車になる。
そのカングー S MTについては、ミニバンであっても走りを楽しむMT好き、ミニバンであっても自分の個性を表現したいこだわりのお客様により喜んでいただける限定車を目指したとし、「スポーティ・フレンチMT」をコンセプトに掲げる。近棟氏はスポーティ・フレンチについて「クルマをアクティブに走らせる楽しさを、日常の運転でも気軽に楽しめることがフレンチスタイルと考えています。ご存知の通り、今でもフランスを走るクルマはほとんどがMTで、これで混雑した道や郊外の道路を楽しく走るというのがフランス流です」と説明するとともに、「そうしたMTモデルの魅力を高めるために、スポーティな印象を高めたエクステリアと、ドライブを演出するハイクオリティなサウンドを加えました」と、カングー S MTに与えられた特別装備について紹介。
具体的な装備について、O・Z製の専用15インチアロイホイール「Adrenalina」では「ホイール自体は市販化されているものですが、新色のマットグラファイトポリッシュカラーはルノー専用品です。今年のルノーF1チームもO・Z製のホイールを採用させていただいております」と説明。
また、FOCALのサウンドシステムについては「ルノー車では3パターンのFOCAL製サウンドシステムをご用意していますが、そのうちの最高峰をご用意しています。原音を忠実に再現する繊細さ、あるいは艶っぽい音が特徴で、リアスピーカーをトノボードの両脇に、フロントスピーカーを両ドアに、トゥイーターをダッシュボードの両脇に装着するとともにウーファーも付き、トータルで7スピーカーがセットされます」、マルチルーフレールについては「ルーフレールの中央部分を横に移動して井桁状にすることができるので、横に渡すバーを追加で購入する必要がありません」と、それぞれの特徴について語っている。