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NEXCO中日本、笹子トンネル天井板落下事故の慰霊碑を設置へ

2018年度内をめどに設置予定

2017年9月10日 発表

2018年度内を目途に設置を予定している笹子トンネル天井板落下事故の慰霊碑のイメージ

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は9月10日、中央自動車道で2012年12月2日に発生した笹子トンネル天井板落下事故の慰霊碑を、2018年度内を目途に初狩PA(パーキングエリア、下り)と笹子トンネル東坑口(下り)付近の2カ所に設置すると発表した。

現在、献花台が設置されている初狩PA(下り)に設置される慰霊碑のイメージ。高速道路や一般道(ぷらっとパーク)からアクセス可能(常時一般開放)

 笹子トンネル天井板落下事故の発生日時は2012年12月2日8時3分。同社が管理する中央道(上り)笹子トンネル(延長4.7km、大月JCT[ジャンクション]~勝沼IC[インターチェンジ]間)において、笹子トンネルの東京側坑から約1.5km付近でトンネル換気ダクト用に設置されている天井板が138mにわたり落下。この事故により9名が亡くなった。

 慰霊碑について同社は「笹子トンネル天井板落下事故でお亡くなりになられた方々の慰霊を行なうとともに、事故の教訓を決して風化させず、事故の再発防止、高速道路の安全性向上および機能強化にかかる不断の取組みを社会に誓うことを目的として設置するものです」とコメント。引き続き、遺族の意見を伺いながら設置を進めていくとしている。

毎年事故当日(12月2日)に黙とう、献花している笹子トンネル東坑口(下り)付近に設置される慰霊碑のイメージ。一般道からアクセスが可能(常時一般開放)