ニュース
トヨタ、自走する車いす採用で乗降時の介助負担を軽減する「車いす仕様車“タイプIII”」を「ヴォクシー」「ノア」「エスクァイア」に設定
ジョイスティックの操作で自走可能な「電動ウェルチェア」採用
2017年9月13日 16:43
- 2017年12月25日 発売
- 355万4000円~374万7000円
トヨタ自動車は9月13日、「ヴォクシー」「ノア」「エスクァイア」のウェルキャブに、自走する車いす「電動ウェルチェア」と「ワンタッチ固定装置」を採用した「車いす仕様車“タイプIII”」を設定して、12月25日に発売すると発表した。価格は355万4000円~374万7000円。
モデル | 定員(人) | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格(消費税は非課税) |
---|---|---|---|---|---|
ヴォクシー 車いす仕様車“タイプIII”(電動ウェルチェア+ワンタッチ固定仕様) | 7 | 直列4気筒DOHC 2.0リッター | CVT | 2WD(FF) | 3,554,000円 |
ノア 車いす仕様車“タイプIII”(電動ウェルチェア+ワンタッチ固定仕様) | 3,554,000円 | ||||
エスクァイア 車いす仕様車“タイプIII”(電動ウェルチェア+ワンタッチ固定仕様) | 3,747,000円 |
車いす仕様車“タイプIII”は、介助される人が利用する車いすを電動化した「電動ウェルチェア」の採用により、スロープを上る時など、車いすを乗降させる際の介助負担を軽減させた仕様。同社では、高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の世帯が増加するなか、高齢者の負担を軽減することを目指して開発したものとしている。
電動ウェルチェアは、手元のジョイスティックの操作により自走可能。姿勢保持をサポートするクッションを座面、背もたれ、肩部に採用して乗り心地を向上。はね上げ式アームレストと脱着式フットレストを採用して移乗性を向上させた。
また、ワンタッチ固定装置は、車いす乗降時のスイッチ操作などを減らすことで、車いすの固定・解除手順を簡略化し、介助者が手順を覚える負担を軽減。介助者がしゃがみ込み、車いすへ固定フックを掛ける作業などを不要とすることで、介助者の姿勢の負担を軽減させた。