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「CEATEC JAPAN 2017」開幕。クルマやモビリティ関連の出展を写真で紹介

10月3日~6日に幕張メッセで開催

2017年10月3日~6日 開催

ホンダの持ち運べるバッテリー「Honda Mobile Power Pack」

 10月3日、千葉県の幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2017」(会期:10月3日~6日)が開幕。開催テーマは「つながる社会、共創する未来」。会場では国内外さまざまな企業が出展して、次世代に向けた新しいテクノロジーが紹介されている。

 イベントは全来場者登録入場制。当日登録の入場料は一般1000円、学生500円(学生20名以上の団体および小学生以下は入場無料)。Web事前登録・招待券当日登録は入場無料。

 会場を見ると、かつての家電やデジタルデバイスの新製品が並ぶ展示会から衣替えされ、ビジネス色が濃くなった印象。会場は「社会・街」「家・ライフスタイル」「デバイス・ソフトウェア」「特別テーマ」の4エリアで構成されているが、この記事ではクルマやモビリティに関連する展示物や出展を、写真を中心にお伝えしていく。

本田技研工業

 会場内で、国内の自動車メーカーとして唯一出展していたのが本田技研工業。車両の展示はなく「スマート水素ステーション(SHS) 70MPa コンセプト」、モバイルバッテリー「Honda Mobile Power Pack」といった、再生可能エネルギーを活用したエネルギーの「つくる・つかう・つながる」を提案する展示となっている。

ホンダブース。スマート水素ステーション(SHS) 70MPa コンセプト
モバイルバッテリー「Honda Mobile Power Pack」の活用例を示す展示

パナソニック

 パナソニックは、「動く・話す・繋がる」という機能で幼児の感性を育むという球型ロボット「cocotto」のほか、三次元距離センサ3D LiDAR(ライダー)を活用して自律走行する小口の配送システムなどを展示。

パナソニックブース。幼児の感性を育むという球型ロボット「cocotto」
パナソニックブース。三次元距離センサ3D LiDAR(ライダー)を活用して自律走行する小口の配送システム

シャープ

 シャープは遠隔監視の提案「屋外自律走行監視ロボット」を出展。大規模工場や倉庫などの遠隔監視を目的に、米国で販売中のロボット本体を展示。操作用ソフトによる実際の操作やカメラによる監視機能を紹介した。

シャープブースに展示される「屋外自律走行監視ロボット」

カシオ計算機

 カシオ計算機は、自動車のデザイン現場にも導入実績があるという「2.5Dプリントシステム」を出展した。レザーやテキスタイルなどの凹凸を表現することができ、試作用サンプル製作への活用に期待をかける。

「2.5Dプリントシステム」
カシオ計算機のブース
アパレル、建築、クルマのインテリアなど、デザイン開発の現場で作られるサンプル作成を実現する

小糸製作所

 小糸製作所は、将来の自動運転へ向けた技術として「LiDAR内蔵ランプ」「コミュニケーションランプ」を展示。また、現在の安全技術としてADB(Adaptive Driving Beam:配光可変ヘッドランプ)などのシステム製品を展示した。

将来の自動運転へ向けた技術として開発された「LiDAR内蔵ランプ」
クルマの行き先など路面に照射する「コミュニケーションランプ」
カメラに付着した水滴をエアで飛ばす技術なども出展

そのほかクルマに関連するものを紹介

 そのほかにも、自動運転の普及を見据えたコックピットの提案やEV(電気自動車)関連の出展など、クルマに関連する展示を紹介していく。

デンソーブース。ライダーを搭載してアメを配るロボット
デンソーブース
沖電気のブース
三菱電機ブース。高精度な3次元地図などを出展
三菱電機ブース。EV用の非接触充電器
日立ブース
EVを活用した電力供給システムを提案するニチコンブース
タイコ エレクトロニクス ジャパンのブース
ローム。車載関連の出展
村田製作所ブース
タカラトミーの出展
SUZUKA 1000kmで勝利した64号車「Epson Modulo NSX-GT」の撮影スポットを用意するエプソンブース
テスラによる車両展示も