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【CEATEC JAPAN 2013】ホンダ、「Hondaスマートホームシステム(HSHS)」やパーソナルモビリティなどの取り組みについて発表
ホンダが“スマートハウス”を“パワードハウス”にする
(2013/10/1 19:23)
本田技研工業は、10月1日~5日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催しているIT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2013」にブースを出展。「Hondaスマートホームシステム(HSHS)」やパーソナルモビリティーなどに関する展示を行い、開幕日の10月1日に記者発表会を実施した。
発表は本田技研工業 代表取締役 社長執行役員 伊東孝紳氏によって行われ、まず伊東氏は「モビリティがいつまでも楽しく人々に移動の喜びを提供し続けること、これがホンダが夢見るクルマの未来そのもの」と語り、今回のブース展示では“ワクワクするモビリティの未来”について3つのテーマに分けて紹介していると解説。
最初のテーマは「家にもエンジンを」。ホンダはモビリティで培ってきたエンジン技術を家庭用製品に応用するため、家庭用小型ガスコージェネレーション(熱電併給)システムを2011年から市場投入。ブース内では「EXlink(エクスリンク)」と名付けられた独自の高膨張比エンジンを採用し、1次エネルギー利用率を92%としたエネルギー機器の製品展示を行うほか、この製品の特徴を分かりやすく紹介するため、発電用エンジンをレーサーレプリカバイク、給湯器を巨大なやかんに置き換えた「コンセプト体験装置」を用意している。
2つ目のテーマは「屋内にもモビリティを」というもの。ASIMOなどで積み重ねたロボディクス技術をどのように家庭内で活用するかに着目するテーマで、わずかな体重移動で360度自在に移動できる「UNI-CUB」、人間の歩行を研究して生まれた「体重支持型歩行アシスト」などを紹介した。
最後のテーマは「つながるクルマを」。家と人、街とクルマを繋げる各種ICTサービスを活用し、安心で便利なカーライフを実現することを開発テーマに、Wi-Fiを使った車車間通信、外出中のクルマからインターネットを経由して自宅の戸締まりや家電製品の操作する技術などが進められており、すでに実証実験も始まったホンダの「マイクロコミュータープロトタイプ」の親子3名パッケージ車両がブース内で展示された。
【お詫びと訂正】記事初出時、「コンセプト体験装置」に使われている2輪車両をMotoGPマシンと表記していましたが、正しくはMotoGPマシンのカラーリングを模したレプリカモデルでした。お詫びして訂正させていただきます。