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日産、完成検査の不備に伴うOEM車も含めた計38車種約116万台のリコール開始

2014年1月~2017年9月製造の計123型式が対象

2017年10月6日 リコール開始

10月2日に開催した記者会見で登壇した日産自動車 代表取締役社長兼最高経営責任者 西川廣人氏

 日産自動車は10月6日、車両製作工場の完成検査において、任命されていない検査員が合否判定を行なった車両があり、安全環境性能法規(保安基準)に関する検査が適切に行なわれていなかったことに対するリコールを開始した。対象になるのは2014年1月~2017年9月に製造された計123型式38車種で、日産以外のいすゞ自動車、スズキ、マツダ、三菱自動車工業にOEM供給した車両も含まれ、対象台数は114万6671台。

 車名では日産の「ノート」「セレナ」「シルフィ」「NV350 キャラバン」「パラメディック」「エルグランド」「ジューク」「アトラス」「NV200 バネット」「NV200」「GT-R」「エクストレイル」「スカイライン」「シビリアン」「ウイングロード」「NV150 AD」「AD」「AD EXPERT」「ムラーノ」「ティアナ」「フーガ」「シーマ」「キューブ」「フェアレディZ」「リーフ」「マーチ」「ラティオ」「e-NV200」、いすゞの「コモ」「エルフ」、スズキの「ランディ」、マツダの「ファミリアバン」、三菱自動車の「デリカバン」「デリカD:3」「ランサーカーゴ」「プラウディア」「ディグニティ」「ふそうキャンター」となる。

 改善措置の内容としては、指定整備工場で自動車検査員による点検を行ない、安全環境性能法規(保安基準)に関する不具合が認められた場合は是正するとしている。このほか、対象となる車台番号の範囲や製作期間などの詳細は、各メーカーのリコール情報を参照していただきたい。