SUPER GT第6戦鈴鹿リポート【イベント編】
大人も子供も楽しめるイベントが盛りだくさん

大勢のファンのなか開催されたドライバートークショー

2009年8月22日予選、23日決勝



 鈴鹿サーキットの夏の風物詩とも言えるポッカGTが今年も開催された。夏休みということも手伝って、サーキットには子供連れ、家族連れの来場者も多く、コースの外でも大きな賑わいを見せていた。決勝レースの模様は関連記事を参照していただくとして、ここでは、予選日、決勝日に行われたイベントの数々を紹介していきたい。

子供連れで楽しめるイベントがてんこ盛り
 ゆうえんちが併設されていて、家族連れでも気軽に楽しめる鈴鹿サーキット。それだけに家族連れの姿が多く見られたが、SUPER GTでの子供向けイベントも多く開催された。

 予選日には、中学生以下の子供連れを対象に「キッズウォーク」を開催。また、GPスクエアでは子供向けの専用ブース「KID'Sオアシス」や「コチラレーシングブース」が設けられたほか、SUPER GTオフィシャルステージでは、子供向け「SUPER GTお宝抽選会」や「KIDSプレゼント抽選会」などが開催されていた。

キッズウォークも大盛況だった6号車 ENEOS SC430の伊藤大輔選手とビヨン・ビルドハイム選手12号車 IMPUL カルソニック GT-Rのセバスチャン・フィリップ選手と松田次生選手
36号車 PETRONAS TOM'S SC430の脇阪寿一選手62号車 R&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/密山祥吾)のピット
808号車 初音ミク Studie GLAD BMW Z4のピットではカレンダーが配られた2007年のトイ・ストーリーレーシングのミニカーにサインする石浦選手と大嶋選手
キッズウォークも大盛況だったキッズウォークではドクターヘリも公開され後部席に乗ることもできたGPスクエアに設けられたオフィシャルステージでは、KIDSプレゼント抽選会も開催された
GPスクエアの子供向けブース「KID'Sオアシス」FE-810も展示され実際に搭乗体験をすることもできた夏休みの自由研究にもなるサーキットドリルもおこなわれた

マシンやドライバーをもっと近くで見られるチャンス
 子供だけでなくSUPER GTファンにとっては魅力的なイベントも盛りだくさん。GTマシンが疾走するコース上をバスに乗って併走し、間近でマシンの走る姿を見られる「サーキットサファリ」や、ピットロードでマシンやドライバー達に近づける「ピットウォーク」。車検の模様を見学できる「オープンピット」。応援するチームのグッズをもらったりチームと交流ができる「ファンシート」。他にも、地上10m~20mの高さからレースを観戦できる「スカイデッキ」や、決勝終了後にはメインストレートが開放され、間近で表彰式の模様が見られるなど、レースの前にも後にも楽しめるものとなっていた。

バスの中からサーキットを疾走するGTマシンを間近に見ることができる「サーキットサファリ」前売りで完売になった決勝日の「ピットウォーク」ピットウォーク中はメインストレートがレースクィーンの撮影エリアになっていた
808号車 初音ミク Studie GLAD BMW Z4のピットでは2人のトエトによるダンスも「どーぞー」とステッカーをプレゼント808号車 初音ミク Studie GLAD BMW Z4の菊池靖選手
1号車 MOTUL AUTECH GT-Rの本山哲選手、ミハエル・クルム選手、ブノワ・トレルイエ選手32号車 EPSON NSXのピットではエプソンプリンターによる印刷サービスが行われたフォーミュラマシンの体験搭乗も行われていた
決勝前にグリッドにマシンが並んだ状態で行われる「グリッドウォーク」はVIPスイート購入者のみの特典グリッドウォークでも808号車 初音ミク Studie GLAD BMW Z4の人気は高い決勝進出できなかった62号車 R&D SPORT LEGACY B4も主催者の厚意でグリッドに並べられた
唯一のロータリーエンジン搭載マシンである7号車 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 74号車 BOMEX LIAN BOXTER55号車 J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ
ピットウォークよりはすいているのでレースクィーンも近くで撮影できるスカイデッキ。500円、時間予約で、最終コーナー内側にて初開催された。高さ約20m、観覧車の真ん中くらいの高さから見ることができる
デッキ上昇途中でシケインのバトルを撮影最上部まで上がった状態では逆バンク、ダンロップが見下ろせるデッキ上昇途中でダンロップのバトルを撮影
最上部まで上がった状態からシケインを撮影表彰式ではメインストレートが開放され、フィナーレの花火も観戦することができた

GPスクエアには多くのブースが出展し、グッズ販売やイベントを実施
 メインスタンドの裏側に設けられたGPスクエアには、SUPER GTオフィシャルステージやポッカブースの他にも、日産やスバル、横浜ゴムやダンロップといったメーカーブース、無限オフィシャルショップなどの公式ショップも多数出展していた。

 各ブースでは、ドライバートークショーやレースクィーンステージ、SUPER GTイメージガール「angelic」のミニライブなど、常にどこかのステージでイベントが開催されているような、充実した内容。また、RE雨宮やstudieなどのデモカーなども展示され、終日お祭り気分で楽しむことができた。

GPスクエアには、メーカーや各チームのブース、オフィシャルショップ、特設ステージなどが多数設けられていたニスモブースにはエルグランドを展示ARTAのブースにはGTマシンを展示
スバルブースにはニュルブルクリンク24時間レースを走ったインプレッサと新型レガシィを展示ファンシートの応援グッズはブースで配布されていたSUBARUファンシートの応援グッズ
山野選手、密山選手に加え、WRCの新井敏弘選手やニュル24時間レースに出走した吉田寿博選手も応援に駆けつけ、サイン会も開催されたRE雨宮のGTマシン風のチューニングマシンも展示され、注目を集めていた
横浜ゴムのブースではグッズ販売やフェイスペインティングサービスなども行われていたH.I.S.ではイベント特価で航空券の販売も行っていた
H.I.S.では無料のダーツゲームも開催参戦1周年を記念してTシャツ購入者先着100名にStudie GLAD BMW Z4のめがねふきが限定100名に配布されたポッカブースで行われたレースクィーンステージ
SUPER GTイメージガール「angelic」のミニライブも開催された
決勝前の時間帯には、各ブースでドライバートークショーが開催され、いずれも多くのファンが集まっていた

F1開催に向けてますます改修の進む鈴鹿サーキット
 今年から3年連続でF1開催が決定した鈴鹿サーキット。F1日本GPを直前に控え、鈴鹿各所で観戦スタンドの設置が進んでいた。特にスプーンコーナー中央に設けられた「M席」が初お披露目され、この2日間だけ特別公開されていた。

PスタンドGスタンドIスタンド
HスタンドNスタンド
MスタンドLスタンドA2スタンド

(瀬戸 学)
2009年 8月 27日