ヒュンダイ、日本市場から撤退
サポートは継続

「エコカーワールド」などのイベントに出展されていたグレンジャーのLPG仕様車

2009年11月30日



 ヒュンダイ モーター ジャパンは11月30日、日本市場での乗用車販売から撤退するとの報道を認めた。

 同社は2001年から日本市場で乗用車を販売。コンパクトカーの「i30」や「TB」、大型セダンの「グレンジャー」などを投入、タレントの小倉優子さんやペ・ヨンジュンさんを起用したTV CMを打つなどしてきた。

 「ジェネシス」が2009年の北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、日本以外の地域では順調に成長しており、販売台数ではトヨタ、ゼネラル・モータース、フォルクスワーゲン、フォードに次ぐ世界第5位に着けているが、日本での2001年からの累計販売台数は約1万5000台にとどまっていた。なお2009年10月には、東京モーターショーへの出展を直前でキャンセルしていた。

 販売店等との契約は撤退の方向で調整中だが、これまで販売した車両に関しては、保証期間内のアフターサービスを継続する。

(編集部:田中真一郎)
2009年 11月 30日