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ヒュンダイ、燃費21km/L以上のハイブリッドも用意する新型「エラントラ」世界初公開

デジタルキー対応でスマホやNFCカードでも解錠&始動可能

2020年3月17日(現地時間) 発表

第7世代となるヒュンダイの新型セダン「エラントラ」

 ヒュンダイ(現代自動車)は3月17日(現地時間)、米国のカリフォルニア州ハリウッドにおいて第7世代となる新型セダン「エラントラ」を世界初公開した。

 7代目を数えるエラントラは、ヒュンダイが1990年から販売しているコンパクトセダン。2021年モデルとなる新しいエラントラは韓国 ウルサンと米国 アラバマで生産が行なわれ、販売開始は第4四半期になる予定。

新型エラントラ

 新型エラントラのボディサイズは184.1×71.9×55.7インチ(全長×全幅×全高)でホイールベースは107.1インチ。車高が0.8インチ低下している一方でその他は拡大。車体後方でピラーをトランクリッドまで連続させ、ワイド&ローな4ドアクーペスタイルに進化している。

 外観ではヒュンダイのデザインアイデンティティ「Sensuous Sportiness」を採用する2代目のモデルとなっており、フロントマスクでは力強い形状のグリルとヘッドライトを連続させ、ウインカーも内蔵する「パラメトリックジュエルパターングリル」を採用。ドアパネルにはシャープで大胆なラインが描かれる。

 リアではトランクリッドを経由して左右のコンビネーションランプを連続させる水平のラインを与え、両サイドに垂直のラインを加えてメーカーロゴのHを表現する「Hテールランプ」を採用。リアバンパーはウイング形状となり、リアウィンドウには黒いデッキアクセントを設置してクーペスタイルを強調している。

外観ではヒュンダイのデザインアイデンティティ「Sensuous Sportiness」を採用。ワイド&ローな4ドアクーペスタイルとなっている

 基本構造では、マルチロードパス構造の採用で衝突安全性能を軽量化を両立し、走行性能を大幅に向上させるというコンパクトカー向け第3世代プラットフォーム「K3 ビークルプラットフォーム」を採用。重心が低下して走行安定性が高まり、スポーティでいながら快適な乗り心地を実現するという。

 また、エラントラで初めてパワートレーンにハイブリッドをラインアップ。139HPを発生する直列4気筒 1.6リッター直噴アトキンソンサイクルエンジンと32kWを発生するモーターを組み合わせ、容量1.32kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。トランスミッションには6速DCTを組み合わせ、EPA(米国環境保護庁)推定値で50mpg(約21km/L)以上の燃費を実現している。

 このほかにパワートレーンでは、147HPを発生する2.0リッターアトキンソンサイクルエンジンを用意。燃費も重視したこのエンジンとヒュンダイ独自のCVT「Intelligent Variable Transmission」を組み合わせ、クラストップレベルのEPA複合燃費を達成するという。

第3世代プラットフォーム「K3 ビークルプラットフォーム」の採用により、スポーティでいながら快適な乗り心地を実現
新型エラントラでは1.6リッターと2.0リッターのエンジンを設定。1.6リッターは32kWを発生するモーターを組み合わせ、EPA(米国環境保護庁)推定値で50mpg(約21km/L)以上の燃費を実現
ヒュンダイ 新型エラントラの走行ムービー(2分41秒。無音)

スマホやNFCカードで運転できる「Hyundai Digital Key」をオプション設定

新型エラントラのインパネ

 車内では先進装備を多数採用。10.25インチスクリーン2個を1つのガラスパネルで統合した「スプリットタッチスクリーン」では、ナビゲーション機能などに加え、クラス初となるワイヤレス接続での「Apple CarPlay」「Android Auto」対応を実現。また、組み込み式テレマティクスを使用する「Blue Link Connected Car System」を引き続き搭載。スマートフォンアプリを使ってドアの解錠/施錠、エアコン操作、エンジン始動などを行なうことができ、駐車位置を調べる「カーファインダー」機能を利用できる。

 また、自然対話による音声認識システムも強化され、乗員は声だけでエアコン設定やシートヒーター、ステアリングヒーターなどを操作できる。このほか、オプション設定される「Hyundai Digital Key」を利用すると、Android対応のスマホや車両付属のNFC(近距離無線接続)カードを使い、物理的なキーを使うことなくドアの解錠/施錠、エンジンの始動と走行などが行なえる。このデジタルキーは共有仮想キーとして期間設定して他人に貸し出すことも可能で、家族や友人に貸し出したり、バレーサービスを使うといったシーンでの利用を想定している。

ステアリングのスポークにスイッチ類をレイアウト
メーターはフラットなフルデジタルタイプ
電動パーキングブレーキを採用する
新型エラントラのリアシート
インパネ中央の「スプリットタッチスクリーン」はナビゲーション機能などに加え、クラスで初めてワイヤレス接続での「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応

 ADAS(先進運転支援システム)では、車両のフロントカメラを使って車両や歩行者などを検知し、自動ブレーキの作動で衝突回避や被害軽減を図る「FCA(Forward Collision-Avoidance Assist)、白線などを検知して同行レーンの中央を走るようステアリング操作を自動調整する「LFA(Lane Following Assist)」、ヘッドライトのハイビームとロービームを自動切り替えする「HBA(High Beam Assist)」、ドライバーの疲労度合いを検出して警告を行なう「DAW(Driver Attention Warning)」、ダイナミックガイドラインを備えるリアビューカメラなどの機能を標準装備。

 このほかにも、LFAとACCの機能を組み合わせてハイウェイ走行をアシストする「HDA(Highway Driving Assist)」、バックカメラと超音波センサーを使い、車両後方の歩行者や障害物と衝突する危険がある場合に自動ブレーキを作動させる「PCA(Reverse Parking Collision Avoidance Assist)」などをオプション設定している。