トヨタ自動車は、コンパクトカー「ヴィッツ」の一部改良を行い、9月24日から発売する。価格は142万円～156万円。また、スポーツコンバージョン車「G SPORTS」（G's）仕様も新たに設定し、10月3日に発売する。5速MT車とCVT車を用意し、いずれも価格は189万円。

■アイドリングストップ搭載車を拡大
　今回の一部改良では、アイドリングストップ機構を備えた「“SMART STOP パッケージ”」を、「U」「JEWELA（ジュエラ）」グレードの1.3リッターエンジン搭載車（2WD）に追加設定。これにより、アイドリングストップを備えるモデルは従来の「F“SMART STOP パッケージ”」に加え、合計3モデルに拡大する。

　いずれのモデルも、10・15モード燃費は26.5km/L、JC08モード燃費は21.8km/Lとしている。

　また、JEWELAでは専用オプション「シルバーデコレーション」限定のボディーカラーにイエロー、カッパーメタリック、スカイブルーマイカメタリックを新たに設定した。

■専用チューニングを施したG'sを新たに設定
　G SPORTS（G's）は、GAZOO Racingのテストドライバーがトータルチューニングを施したスポーツコンバージョン車。G'sシリーズは第1弾としてノア/ヴォクシーに設定しており、今回で第2弾となる。

写真は1.5RS“G’s”（5速MT）。ボディーカラーはホワイトパールクリスタルシャイン

　「RS」をベースにスプリング、ショックアブソーバーに専用チューニングを施すとともに、パフォーマンスロッドの採用や溶接スポット点数の追加によりボディー剛性を向上。さらに床下気流を整流化する空力パーツ、専用17インチアルミホイール、高性能タイヤなどによりリニアな操舵フィーリングを実現。

　エクステリアでは、専用デザインのフロント＆リアバンパーや大型マフラーを採用したほか、フロントLEDイルミネーションビームやブラック加飾のヘッドランプ・リアコンビネーションランプを装備。G's専用エンブレムをフロントフェンダーとバックドアに備える。

　そのほか専用のスポーツブレーキパッドをオプションで設定する。

　ボディーカラーはホワイトパールクリスタルシャイン、スーパーホワイトII、シルバーメタリック、グレーメタリック、ブラックマイカ、スーパーレッドV、ターコイズマイカメタリックの全7色から選択できる。

　インテリアでは、シートに専用表皮（G'sロゴ入り）を採用するとともに、レッドステッチ入りのステアリング、シフトレバーノブを装備。またカーボン調加飾のインストルメントパネル/ドアトリムや、アルミ製のアクセル/ブレーキ/クラッチペダル（5速MT車のみ）により、スポーティ感を強調した。

　インテリアカラーはミディアムグレーの1色のみ。

インテリアはG's専用	シートはスエード調の専用表皮を採用する