独アウディは15日（現地時間）、新型「RS 4 アバント」を発表した。ドイツでは2012年秋に納車が開始され、ベース価格が7万6600ユーロになる。

　A4 アバントより20mm長く、24mm広く、20mm低いボディーに、V型8気筒DOHC 4.2リッター 直噴エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル。7速デュアルクラッチAT「Sトロニック」とクワトロシステムを介して4輪を駆動する。最高出力は331kW（450PS）/8250rpm、最大トルクは430Nm/4000-6000rpmで、0-100km/h加速は4.7秒、最高速度は250km/h（オプションで280km/h）に達する。

　クラウンギアセンターデフを持つクワトロシステムは、通常のトルク配分が40：60だが、状況に応じてフロント70％、リア85％まで配分を変える。

　サスペンションはフロントが5リンク、リアがトラペゾイダル。タイヤは265/35 R19だが、オプションで265/30 R20が用意される。

　フロントブレーキは365mm径のベンチレーテッドディスクで、RSロゴ入りのハイグロスブラックの8ピストンキャリパーを備える。また、オプションで380mm径のカーボンセラミックディスクが用意され、この場合はアンスライサイトグレーの6ピストンキャリパーになる。