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ダイハツ、12月20日に「ムーヴ」をビックマイナーチェンジ、燃費29.0km/Lを予告

e:Sテクノロジーがさらに進化、軽初の衝突回避支援システムを搭載

新型ムーヴのティザーサイト

 ダイハツ工業は、同社のWebサイト上で軽乗用車「ムーヴ」のティザーサイト(http://www.daihatsu.co.jp/newmove/)を公開した。

 現行ムーヴは2010年にフルモデルチェンジを行っており、今回公開されたムーヴはタイミング的にマイナーチェンジであることが予想される。しかし、ティザーサイトではJC08モード燃費でクラスNo.1になったこと、クルマとしての基本性能を進化させたこと、軽自動車初となる衝突回避支援システムを搭載したことなどが紹介されており、かなり大がかりなマイナーチェンジであることが予想される。

 燃費改善へのアプローチについては詳細が明かされていないものの、燃費技術「e:Sテクノロジー」が第2弾に進化するとともに、「サーモ(熱)マネジメント技術」を徹底追及し、JC08モード燃費はスズキ「ワゴンR」(自然吸気エンジン/2WD)の28.8km/Lを抜き、29.0km/Lを達成したと言う。

 また、「走る・曲がる・止まる」といった基本性能を徹底的に磨き上げ、静粛性を高めたこと、ハンドルの動きに素直に応えてスムーズ曲がること、前輪のブレーキを大きくして効き具合やペダルの踏み心地のしっかり感を高めたことが紹介されている。

 そして新型ムーヴでは、軽自動車初の先進技術として「スマートアシスト」と呼ばれる衝突回避支援システムを採用する。ティザーサイトでは「人身事故の約6割は運転の不注意による30km/h以下の追突事故。これを減らすための技術を身近な形で実現しました」と説明しており、スマートアシストは「低速域衝突回避支援ブレーキ機能」「誤発進抑制制御機能」「先行車発進お知らせ機能」「VSC&TRC」の大きく4つの機能が備わる。同技術にはレーダーが使われると言う。

 なお、ティザーサイトでは「その進化は事件だ。」として役所広司さん、八嶋智人さん、渡部篤郎さん、鈴木京香さんが法廷で争う役回りを演じたショートムービーを公開している。

(編集部:小林 隆)