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MINI、クロスオーバークーペ「ペースマン」を国内発売
(2013/2/13 17:44)
ビー・エム・ダブリューはMINIシリーズの3ドアクロスオーバークーペ「ペースマン」を3月2日(ミニの日)に発売する。
同社は2月13日、都内で発表会を開催した。
ペースマンは同社が「スポーツ・アクティビティ・クーペ」と呼ぶクロスオーバーモデル。プレミアム・コンパクト・セグメントにおける初のスポーツ・アクティビティ・クーペ、としている。ハッチバック、クラブマン、コンバーチブル、クーペ、ロードスター、クロスオーバーに続くMINIシリーズ7番目のモデルとなる。
用意されるグレードは、直列4気筒DOHC1.6リッターエンジンを搭載する「クーパー」と、直列4気筒DOHC1.6リッター直噴ツインスクロールターボエンジン「クーパーS」の2WD(FF)2モデルと、クーパーSの4WDモデル「クーパーS ALL4」の合計3モデル。
いずれも右ハンドル仕様のみで、6速MTと6速ATが用意される。
モデル | 変速機 | 価格 |
---|---|---|
MINI クーパー ペースマン | 6速MT | 312万円 |
6速AT | 325万円 | |
MINI クーパーS ペースマン | 6速MT | 362万円 |
6速AT | 375万円 | |
MINI クーパーS ペースマン ALL4 | 6速MT | 383万円 |
6速AT | 396万円 |
MINIのクロスオーバーモデルとしては5ドアのMINI「クロスオーバー」がすでにあり、Cリアピラー部がキックダウンする特徴的なルーフ形状「ヘルメットルーフ」を継承するが、ペースマンはルーフラインやリアウインドーにより傾斜をもたせ、後方に向かって上昇するショルダーラインや、リアフェンダーの盛り上がりなど、よりクーペらしいスタイリングが与えられている。
またリアゲートにはMINIで初めてペースマンのネームバッジを装着したほか、テールランプも横長形状とすることで、ワイド&ローなスタイリングを強調している。
インテリアはMINIシリーズらしく大径のセンターメーターを始めとする円形のモチーフを散りばめる。クロスオーバー同様にリアシートは2人かけのセパレートタイプで、左右シートの間には「センターレール」と呼ばれるアタッチメントが設けられ、カップホルダーや小物入れなどを取り付けることができる。
ペースマン | クーパー | クーパーS | クーパーS ALL4 |
---|---|---|---|
全長×全幅×全高[mm] | 4120×1785×1530 | 4125×1785×1530 | |
重量[kg] (カッコ内はMT) | 1360(1330) | 1390(1370) | 1460(1440) |
エンジン | 直列4気筒DOHC 1.6リッター | 直列4気筒DOHC1.6リッター直噴 ツイン・スクロール・ターボ | |
最高出力[kW(PS)/rpm] | 90(122)/6000 | 135(184)/5500 | |
最大トルク[Nm/rpm] | 160/4250 | 260/1600-5000 | |
トランスミッション | 6速AT/6速MT | ||
JC08モード燃費[km/L] (カッコ内はMT) | 14(16.7) | 14.1(16.2) | 12.3(15.5) |
駆動方式 | 2WD(FF) | 4WD | |
前/後タイヤ | 205/60 R16 | 205/55 R17 | |
前/後ホイール | 6.5J×16 | 7J×17 | |
定員[名] | 4 | ||
トランク容量[L] | 330-1080 |
発表会でビー・エム・ダブリューのアラン・ハリス社長は、BMWグループが日本市場で3年連続の成長を遂げたこと、2012年は前年比20%近くの販売台数を記録したことを紹介。その原動力の1つとして、BMW 3シリーズと5シリーズにおけるディーゼルモデルとハイブリッドモデルの伸長を挙げた。両シリーズにおけるハイブリッドモデルは、ガソリン車のみラインアップしていた時代のフラッグシップモデルに相当するが、ハイブリッド化により台数を大幅に伸ばしていると言い、「日本は代替ドライブトレーンの先進マーケットであり、BMWにとって重要」とした。
また、MINIブランドはクロスオーバーの販売比率が43%を占め、その顧客の多くが新規であることをアピール。今後はディーラーネットワークを強化し、顧客満足度の向上に努める。
なお2013年はBMW「M6グランクーペ」、「Z4」(フェイスリフト)、「3シリーズ グランツーリスモ」を第2四半期に国内導入するほか、2012年のDTM(ドイツツーリングカー選手権)マニファクチャーズタイトル獲得記念の限定車「M3 DTM チャンピオン・エディション」を第3四半期に発売すると発表した。
2012年10月に着任したハリス社長はアフターセールスでの仕事が長く、顧客満足度の改善に努めてきたが、日本でもこれらに注力していくとした。