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BMW、ディーゼル×4WDをラインアップする新型「MINI クロスオーバー」「MINI ペースマン」
ディーゼルエンジンは2.0リッター可変ジオメトリーターボで最高143PS/305Nmを実現
(2014/9/9 00:00)
ビー・エム・ダブリューは9月8日、MINIディビジョンの新型4ドアSUVモデル「MINI クロスオーバー」、新型スポーツ・アクティビティ・クーペ「MINI ペースマン」を発売した。価格はMINI クロスオーバーが275万円~477万円、MINI ペースマンが308万円~477万円。
●MINI クロスオーバー
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|
MINI ワン クロスオーバー | 直列4気筒DOHC 1.6リッター直噴(98PS) | 6速MT | 2,750,000円 |
6速AT | 2,880,000円 | ||
MINI クーパー クロスオーバー | 直列4気筒DOHC 1.6リッター直噴(122PS) | 6速MT | 3,080,000円 |
6速AT | 3,210,000円 | ||
MINI クーパー D クロスオーバー | 直列4気筒DOHC 2.0リッター 直噴可変ジオメトリーターボディーゼル(112PS) | 3,410,000円 | |
MINI クーパー D クロスオーバー ALL4 | 3,620,000円 | ||
MINI クーパー SD クロスオーバー | 直列4気筒DOHC 2.0リッター 直噴可変ジオメトリーターボディーゼル(143PS) | 3,870,000円 | |
MINI ジョン・クーパー・ワークス クロスオーバー | 直列4気筒DOHC 1.6リッター直噴ターボ(218PS) | 6速MT | 4,600,000円 |
6速AT | 4,770,000円 |
●MINI ペースマン
モデル | エンジン | 変速機 | 価格 |
---|---|---|---|
MINI クーパー ペースマン | 直列4気筒DOHC 1.6リッター直噴(122PS) | 6速MT | 3,080,000円 |
6速AT | 3,210,000円 | ||
MINI クーパー D ペースマン | 直列4気筒DOHC 2.0リッター 直噴可変ジオメトリーターボディーゼル(112PS) | 3,410,000円 | |
MINI クーパー S ペースマン | 直列4気筒DOHC 1.6リッター直噴ターボ(190PS) | 6速MT | 3,620,000円 |
6速AT | 3,750,000円 | ||
MINI ジョン・クーパー・ワークス ペースマン | 直列4気筒DOHC 1.6リッター直噴ターボ(218PS) | 6速MT | 4,600,000円 |
6速AT | 4,770,000円 |
プレミアムコンパクトでクラス初のクリーンディーゼルエンジンを採用
それぞれプレミアム・コンパクト・セグメントのハッチバックモデル「MINI」の派生車種となるモデルで、今年4月にMINIが第3世代に一新されたことを受け、MINI クロスオーバーとMINI ペースマンもモデルチェンジされることになった。
内外装に大きな変更はなく、フロントマスクでは六角形のフロントグリル丸形フォルムのヘッドライトなどMINIブランドのアイデンティティを継承しつつ、ヘッドライトベゼルやサイド・スカットルなどの要所をハイグロスブラック仕上げとしたほか、内装でもインパネ中央のセンターメーターの文字盤を黒系のアンスラサイト色に変更。MINI クロスオーバーでは外観のフロント、サイド、リアにアンダーガードをイメージしたシルバー塗装のフィニッシャーを装着している。
パワートレーンでは、プレミアムコンパクトのクラスで初めてクリーンディーゼルエンジンを採用したことが大きなトピック。DPF(粒子状物質除去フィルター)、NOx吸蔵還元触媒などの技術によって日本の「ポスト新長期規制」をクリアするこのクリーンディーゼルエンジンでは、コモンレールダイレクトインジェクションシステム、可変ジオメトリーターボチャージャーなどを採用。クーパー Dで最高出力112PS/4000prm、最大トルク270Nm/1500-2500rpm。クーパー SDで最高出力143PS/4000prm、最大トルク305Nm/1750-2700rpmを発生する。トランスミッションは6速ATとの組み合わせとなり、最も燃費がよいクーパー SD クロスオーバーのJC08モード燃費は16.6km/Lとなる。
発売日に東京駅に隣接する同社施設「BMW Group Studio」で開催された発表会では、ビー・エム・ダブリュー MINIディビジョン本部長のフランソワ・ロカ氏が登壇して商品解説を実施。ロカ氏は「我々は日ごろから“Only MINI can do”“MINIしかできない”というフレーズを使っていますが、日本のプレミアムコンパクトのセグメントに初めてクリーンディーゼルを導入することになりました。このプレミアムコンパクトではMINIだけになります。我々はこのディーゼル導入に非常に自信を持っていて、例えばBMWでは、1シリーズにおいては販売の8割以上がディーゼルモデルです。MINIも8割まで高まるとは思いませんが、このディーゼルはトルクが高くて燃費も良好な非常によいエンジンです。とくに大都市で運転してもらうと、アクセルを踏んだ瞬間にクルマが加速して、お客さまに“やはりこれはMINIですね”と感じてもらえます。この新型のMINI クロスオーバーとMINI ペースマン、さらに3代目のMINIで今年の販売台数は順調にいくと思います」と語り、新しくクリーンディーゼルエンジンを採用した2台のMINIモデルに対する自信を表現した。
このほかにロカ氏は「今年の販売台数については、みなさんもご存じのとおり、4月から消費税が上がったこともあります。1-3月は数字的には上々でしたが、昨年と比べれば少し低い数値でした。3月末に新型MINIが発売されて受注残がある状態で、第3クォーター以降は順調に推移する予定です」と、2014年の販売見通しについてコメントしている。