フィアット、ツインエア＋5速MTの「500S」

　フィアット クライスラー ジャパンは、「500（チンクエチェント）」シリーズに、ツインエアエンジンとマニュアルトランスミッションを搭載した「500S」を追加し、4月25日に発売する。価格は225万円。

　直列2気筒マルチエア0.875リッターターボのツインエアエンジンに5速MTを組み合わせたモデル。

　500シリーズは5速シーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」搭載車のみをラインアップしてきた。2012年7月にツインエアエンジン＋5速MTの「500 ツインエア スポーツプラス」を250台限定で発売し、ほぼ1カ月で完売したと言う。

　500Sは限定車ではなく正式にラインアップに加わるMT車で、リアルーフスポイラー、専用前後バンバー、専用デザインの15インチアルミホイール、スポーツシート、スポーツステアリングなどを装備し、スポーツモデルと位置づける。

　ツインエアエンジンの出力、トルクはデュアロジックモデルと同じ63kW（85PS）/5500rpm、145Nm（14.8kgm）/1900rpm。START＆STOPシステムを備える。

　ボディーカラーはボサノバ ホワイト、パソドブレ レッドのほか、500S専用にグルーヴメタルグレー、フットルース ブルーを用意する。