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トヨタ、制動力が低下するおそれのため「プリウス(ZVW30)」11万台超をリコール

レクサス「HS250h」も同様の理由で3448台リコール

プリウス(ZVW30)
2013年6月5日発表

HS250h(ANF10)

 トヨタ自動車は6月5日、2009年3月~10月に生産した「プリウス(ZVW30)」と、2009年6月~10月に生産した「HS250h(ANF10)」をリコールした。

 リコール理由は、電子制御ブレーキシステムにおいて、アキュームレータ(蓄圧器)の強度検討が不足していたため、走行時の上下振動により、蓄圧容器の一部に大きな力が加わることがある。そのため、使用過程で当該容器に疲労亀裂が入り、容器内のブレーキフルードに窒素ガスが徐々に浸入してブレーキペダルの踏み代が増加し、制動力が低下するおそれがあるため。

 全車両、アキュームレータを確認し、該当するものは対策品のアキュームレータが組み込まれたブレーキブースタポンプと交換する。

プリウス(DAA-ZVW30)

対象車の含まれる車台番号台数
ZVW30-1000000~ZVW30-109203060,588
ZVW30-5000004~ZVW30-507607250,612
ZVW30-0052877~ZVW30-00678742,346

レクサスHS250h(DAA-ANF10)

対象車の含まれる車台番号台数
ANF10-2000102~ANF10-20091853,448

(編集部:谷川 潔)