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ダイハツ、8月マイチェンの「ミライース」でガソリン車最高燃費の33.4km/Lを実現

アイドリングストップを11km/hに高めるなど「e:S(イース)テクノロジー」を進化

「e:Sテクノロジー」のブランドを牽引するミライース
2013年7月22日発表

 ダイハツ工業は7月22日、軽自動車の燃費をさらに向上させるため、低燃費・低価格なクルマづくりの核として同社が推し進める「e:Sテクノロジー(Energy Saving Technology)」をさらに進化させたと発表した。

 8月にマイナーチェンジを予定するミライースに搭載予定の改良型では、e:Sテクノロジーの3大要素「パワートレーンの進化」「車両の進化」「エネルギーマネジメント」をそれぞれ改良。

 パワートレーンでは、ポンピングロスを低減させるi-EGRをさらに進化させた「クールドi-EGR」によって燃焼効率が向上。さらに低フリクションチェーンを使って摩擦によるロスを徹底低減する。ボディー関連では燃費向上に寄与する意匠、空力パーツなどの採用で理想的な風の流れを実現し、空力性能を改善。また、「eco IDLE」はアイドリングストップを従来の7km/h、または9km/hから11km/hに高め、「エコ発電制御」は減速時の発電量を増加。加速・走行時の発電をより抑制するセッティングとしているなど制御技術も進化させている。

 この技術を、ミライースに以前から投入されている省燃費技術と組み合わせて使うことで、ガソリン車でトップとなる33.4km/LのJC08モード走行燃費を達成する見込みだ。

(編集部:佐久間 秀)