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NEXCO東日本、“どら丼”150種の頂点を決める「どんぶり王座決定戦!決勝大会」を開催
初代キングは常磐道 友部SA(上り)「“茨城を食べつくそう”栄光の丼(どんぶり)」に決定!
(2014/3/12 14:16)
NEXCO東日本(東日本高速道路)は3月10日、同社が管理する高速道路にあるSA(サービスエリア)/PA(パーキングエリア)で販売しているどんぶり料理のなかから、最も優れた1品を決定する「どんぶり王座決定戦!決勝大会」を開催した。会場は学校法人食糧学院 東京栄養食料専門学校。
どんぶり王座決定戦は、NEXCO東日本のSA/PAのフードコート150店舗からエントリーされたプレミアムどんぶり「どら丼(道楽丼)」のなかから、一般利用者による投票で選ばれた15店舗が集い、その頂点を決定する大会。従来は「新メニューコンテスト」としてSA/PAのレストランを対象に開催されていたが、今回は初めての試みとして同フードコートを対象とした、いわゆるB級グルメのコンテストとなっている。
「どら丼」は、高速道路利用者に地域の食材を楽しんでもらおうというコンセプトで提供されている、SA/PAオリジナルどんぶり。今回の審査項目は、地域ならではのこだわりや華やかさ(プレミアム感)の表現を見る「テーマとの整合性」、彩りや盛り付けの工夫や独創性を見る「視覚審査」、美味しさと料理のバランスや価格に対する満足感を見る「試食審査」の3種類。
審査委員長には“中華の鉄人”としても知られる料理人の陳健一氏を招き、特別審査員として学校法人食糧学院 東京調理師専門学校 校長の柘植末利氏、審査員には調理師免許や食育アドバイザーの資格も持つタレントのギャル曽根さん、高速道路のB級グルメリポーターとしても活躍するタレントの川瀬良子さん、リクルートライフスタイル 関東・東北じゃらん編集長の大橋菜央氏、ネクセリア東日本 代表取締役社長の鈴木次雄氏が参加。審査員は実際に15食すべての「どら丼」を試食して審査を行った。
審査委員長の陳健一氏は審査後の総評で「(新メニューコンテストを含めて)8回目ともなると、みんなかなりレベルが上がってきた。コンテストなので順位を決めなければならないが、本当は決めたくない。みんな美味しかった。それぞれのSA/PAには特徴があるし利用層が違う。そんななかで知恵を絞って考えていると感じることができた。これからはそれぞれのエリアでファンを作れるよう、仲間とともに頑張ってほしい。それが一番大事。受賞できなからといって落胆せず、自信を持って帰ってほしい」とコメント。最後に「みんな美味しかった!」と元気にエールを送って総評を終えた。
15種のなかから選ばれたのは、審査員特別賞2メニュー、準グランプリ2メニュー、グランプリ1メニューの全5メニュー。審査員特別賞は関越道 赤城高原SA(下り)西洋フード・コンパスグループの「三味一体!とろ旨チャーシューの火炙り丼」(980円)と、関越道 越後川口SA(下り)高崎弁当の「塩だれスープかつ丼」(850円)。
準グランプリとしては東北道 長者原SA(上り)グリーン・グリーンの「支倉丼(牛たん甘辛煮野菜のトマト煮添え)」(880円)と、東北道 前沢SA(下り)平泉観光レストセンターの「陸(おか)の三色丼」(980円)が選ばれた。
そしてグランプリは、常磐道 友部SA(上り)の「“茨城を食べつくそう”栄光の丼(どんぶり)」(1200円)となった。このどんぶりは、常陸牛を使った「常陸焼肉丼」、久慈浜丸直送のしらすを使った「久慈浜丸のしらす丼」、サラダとしても食べられる新鮮な小美玉市のにらをつかった「小美玉にら丼」からなる贅沢なメニュー。
グランプリについて陳健一氏は「3種類のどんぶりを食べることで、とにかく“食”という欲望を満たしてくれる。1200円という値段は高めだが、それだけ出してもよいという納得感がある」とコメント。ギャル曽根さんは「生卵をかけて食べる“にら”丼が本当に美味しかった」と絶賛していた。今回受賞したメニューを含めた「どら丼」は、今後1年間は各SA/PAで提供される予定だ。