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ホンダ、最高速187.60km/hで芝刈機の世界最速ギネス記録を達成
世界最速の芝刈機は、乗用芝刈機「HF2620」を改造した「HF2620改」。最高出力は元の5倍
(2014/4/2 18:35)
本田技研工業の英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは4月2日(現地時間)、乗用芝刈機「HF2620」を改造したモデルが、芝刈機の最高速度記録に挑戦し最高速187.60km/hを記録。「世界最速の芝刈機」として「ギネス世界記録」に認定されたと発表した。
HF2620改は、欧州で生産・販売されていた乗用芝刈機「HF2620」をベースに、ホンダに流れるスポーティなDNAをユニークな形で紹介することを狙い、レーシングカーの様な走りと最高速度記録樹立を目指して改造された特別な乗用芝刈機。2013年7月に英国で公開され話題となっていた。
HF2620改は、2014年3月8日にスペインのテストコースに持ち込まれ、最高速度記録に挑戦。2010年に記録されていた従来の乗用芝刈機の最高速度記録141.35km/hを更新する、187.60km/hの新記録を樹立し、ギネス世界記録に認定された。
HF2620改の開発は、英国ツーリングカー選手権(BTCC)に「ホンダ ユアサ レーシングチーム」として欧州向けシビック ツアラーで参戦中の「チーム ダイナミクス」が担当。量産モデルに積まれていた614ccV型2気筒OHVエンジン(20馬力)は、ホンダ製大型スポーツバイク「VTR1000Fファイアーストーム」の995ccV型2気筒DOHCエンジンに変更。最高出力は元の5倍となる109馬力まで高めた。
エンジンのほか、パドルシフト付6速トランスミッションの採用や、クロームモリブデン鋼を用いて新たに製作された軽量高剛性フレーム、ATVから流用されたタイヤ、ホイールなどにより、0-100km/h加速は4秒を記録する。この性能を持ちながら通常の乗用芝刈機同様に芝を刈ることも可能という。