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ホンダ、「ツインブレード同期システム」で刈り残しを軽減する新型乗用芝刈機「HF2417」

価格は82万800円。排気量530ccのVツインエンジン搭載

2018年4月6日 発売

82万800円

「ツインブレード同期システム」採用の乗用芝刈機「HF2417」

 本田技研工業は、排気量530ccのVツインエンジンを搭載する乗用芝刈機「HF2417」を4月6日に発売する。価格は82万800円。

 HF2417は最高出力11.3kW(15.4PS)/3600rpmを発生する空冷V型2気筒OHC 530ccエンジンを搭載。トランスミッションには「HST(油圧無段変速機構)」を採用して、前進0~8.2km/h、後退0~4.2km/hの範囲で、ペダル操作だけで自在に車速がコントロールできるという。ゆとりのあるパワーを持ち、振動の少ないVツインエンジンによって作業の快適性の高める。

最高出力11.3kW(15.4PS)/3600rpmを発生する「GCV530」型の空冷V型2気筒OHC 530ccエンジンを採用

 芝刈機としては、芝生を刈り取るカッターハウジング内部に、2つのブレードが同期しながら回転する「ツインブレード同期システム」を採用。旋回中のブレードが同期することで刈り残しを軽減し、効率よくきれいな仕上がりを実現する。

 刈った芝生を収納するグラスバッグは大容量の300L品を標準装備。刈った芝生をグラスバッグに送るときに増大する風量を外部に逃がし、芝生を圧縮しながらグラスバッグに入れることで1回の作業で刈れる芝生の量を増やし、廃棄作業の手間を軽減する。また、グラスバッグに芝生を収納する「バギング機能」、芝生を細かく裁断して肥料として芝面に落とす「マルチング機能」の2つを変更する「切替操作レバー」を座席左側に設定。手もとで簡単に変更できるようにしている。

 このほかに装備では、前後に6段階スライドしてシートポジションを調節できる「シートポジション調節レバー」、周囲の明るさを感知して自動的にヘッドライトを点灯する「オートライト機能」を搭載している。

HF2417のボディサイズは2445×1060×1230mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは1150mm。全装備重量は245kgとなる
メーター部分にあるランプの点灯で車両状態を表示
パーキングモード用のノブ
ボタンを押しながら後進ペダルを踏むことで、エンジンを停止することになく後退刈り取るができる