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トヨタ、「パッソ」をマイナーチェンジ、新低燃費エンジンでガソリン登録車トップの27.6km/Lをマーク
熱効率の最大化、減速エネルギー回生機能の強化、空力の改善などで燃費を従来型から約30%向上
(2014/4/14 15:19)
トヨタ自動車は4月14日、「パッソ」をマイナーチェンジして発売した。価格は109万8655円~165万2400円。
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
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X“V package” | 直列3気筒DOHC 1.0リッター | CVT | 2WD(FF) | 1,098,655円 |
X | 1,257,709円 | |||
X“L package” | 1,293,055円 | |||
X“G package” | 1,356,873円 | |||
X | 4WD | 1,398,109円 | ||
X“L package” | 1,433,455円 | |||
X“G package” | 1,497,273円 | |||
G | 直列4気筒DOHC 1.3リッター | 2WD(FF) | 1,471,745円 | |
+Hana“Cpackage" | 直列3気筒DOHC 1.0リッター | 1,355,891円 | ||
+Hana | 1,444,255円 | |||
+Hana“Gpackage" | 1,501,200円 | |||
+Hana | 4WD | 1,595,455円 | ||
+Hana“Gpackage" | 1,652,400円 | |||
+Hana | 直列4気筒DOHC 1.3リッター | 2WD(FF) | 1,605,273円 |
今回のマイナーチェンジは燃費改善を重視して行われ、1.0リッターエンジン搭載車に最大熱効率37%を実現したという高熱効率・低燃費エンジンを採用。同社は4月10日に世界トップレベルの高熱効率を実現するという低燃費エンジン群を新たに開発・改良したと発表しており、今回のパッソにはその高熱効率・低燃費エンジンが搭載される。
具体的には圧縮比の向上、低フリクション化、バルブタイミングの最適化を図ったほか、クールドEGR(Exhaust Gas Recirculation)、エキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドを採用して熱効率を最大化。さらに減速時のエネルギーをバッテリーにためる回生機能の強化、空力性能の改善を行うとともに、1.0リッター/2WD車(除くX“V package”)に停止前車速約9km/hでエンジンを停止するアイドリングストップ機能を標準装備するなど、燃費向上技術を多数採用した。
これにより、1.0リッター/2WD車(除くX“V package”)でガソリンエンジン登録車トップの27.6km/L(1.3リッター/2WD車は19.0km/L)を実現。従来型から燃費を約30%向上し、「平成27年度燃費基準+20%」を達成するとともに「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を取得し、エコカー減税の免税(100%減税)対象となっている。さらに4WD車も燃費を向上させ、減税対象となった。
また、デザイン面ではパッソ X/Gとパッソ +Hanaの2つの個性を追求。
パッソ X、Gはワイド感と低重心を強調したフロントバンパーや切れ長感のあるヘッドランプを採用し、端正なフロントビューを実現。また、パッソ +Hanaでは丸いモチーフのアッパーグリルやフォグランプと、ロアグリルを連続させた特徴的なデザインを採用して「かわいらしさ」を表現。さらに上級仕様の“G package”をそれぞれに設定した。