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ホンダ、米国で実施中のエアバッグインフレーター交換キャンペーンを日本でも対象全車で実施

米国では約540万台が対象。日本での実施内容の詳細は後日開示

2014年12月8日(現地時間)発表

 本田技研工業の現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは12月8日(現地時間)、全米を対象とする運転席側エアバッグインフレーターの無償交換キャンペーンについて概要を発表した。また、このなかで日本でも対象車両について同様に全数回収調査を行うとしている。

 これまでにもアメリカン・ホンダモーターは、地域限定SIC(セーフティ インプルーブメント キャンペーン)を6月から実施しているが、これを自主的に全米に拡大。この拡大により、SICの対象車両が米国内で2001年~2011年に販売されたホンダ、およびアキュラブランドの約540万台となる。改善措置としては運転席側エアバッグインフレーターを無償で交換するとしている。

 対象車両ではエアバッグの展開時に内圧が過度に上昇し、エアバッグのインフレーター容器が破損して乗員が負傷するおそれがある。すでに地域限定SICで部品交換を行った車両は対象外。

 ホンダは自動車業界をあげて取り組んでいる調査の一環として、当該エアバッグインフレーターの製造元であるタカタ、NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)と協力し、常に湿度が高い米国の11の州と領土で運転席側エアバッグインフレーターの交換を実施している。

 これに加え、ホンダは早期原因究明のため、日本でも対象車両について同様に全数回収調査を行うとしている。詳細は追って開示するとのこと。

(編集部:佐久間 秀)