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伊フェラーリ、リトラクタブル・ハードトップを採用した「488 スパイダー」

9月開催のフランクフルト・モーターショーで正式公開

2015年7月28日(現地時間)

 伊フェラーリは7月28日(現地時間)、RHT(リトラクタブル・ハードトップ)搭載した新型モデル「488 スパイダー」を発表。9月に開催されるフランクフルト国際モーターショーでワールドプレミアする予定。

 488 スパイダーには、クーペモデルの「488 GTB」に採用されたV型8気筒 3.9リッター ターボエンジンを搭載。最高出力492kW(670cv)/8000rpm、最大トルク760Nm/3000rpm(7速ギア時)を発生し、7速DCT(F1デュアルクラッチ・トランスミッション)を組み合わせ、0-100km/h加速は3秒、0-200km/h加速は8.7秒の性能を持つ。

 488 スパイダーに採用されたRHTは、2つのセクションに分離するなど独自の構造を持ち、25kgの重量低減に貢献するとともに、従来のソフトトップよりも優れた快適性を備えるとしている。開閉に要する時間は14秒とした。

 また、スペースフレーム・シャシーもRHTのコンセプトに沿って設計し、マグネシウムをはじめとした非腐食性金属を組み合わせた11種類の異なるアルミニウム合金を使用。クーペモデルと同等のねじれ剛性とビーム剛性を実現させながら、先代スパイダー・モデル比で23%性能を向上させたとしている。

(編集部:椿山和雄)