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元MotoGPライダー中野真矢氏が9月17日発売の「MotoGP(TM)15」をプレイ

転倒シーンに、中野氏「リアルすぎて痛かった」

2015年8月3日開催

 インターグローは8月3日、9月17日発売予定のモータースポーツレーシングゲーム「MotoGP(TM)15」のメディアブリーフィングを開催。元MotoGPレーシングライダーの中野真矢氏が会場に登場して、トークショーやデモプレイを披露した。

「MotoGP(TM)15」は、2015年6月発売のリアルライディングシミュレーター「RIDE」に続く、イタリアのMilestoneが開発したバイクゲーム。2015シーズンのMotoGPに参戦するチーム、選手、バイクなどのデータが実名で登録されているほか、公式サーキット全18コースを収録し、コースは起伏からカーブの傾斜角度までをフルに再現した。

 また、MotoGPの過去のシーズンにおけるレース結果や、ケニー・ロバーツやケビン・シュワンツなど歴代グランプリチャンピオンのデータなども収録。プレイヤーはMoto3→ Moto2→ MotoGPとキャリアアップを体験できる「キャリアモード」や、MotoGPの2014シーズン結果を再現した「リアルイベントモード」などにより、MotoGPレーサーの世界観が体験できるという。

 会場では、実際に中野氏が「MotoGP(TM)15」をプレイ。カワサキのマシンにコースは「ツインリンクもてぎ」を選択した中野氏は、ゲームをプレイしながら「当時のカワサキのバイクはピーキーなエンジン特性で」と当時を振り返りつつ、「観客席は懐かしいですね、走っていてもこんな感じでした」と話し、思わぬ転倒シーンには「リアルすぎて痛かったですね」と、などとゲームの感想を話した。

中野真矢氏をはじめ歴代のライダーの情報も収録
公式サーキット全18コースを収録

 ゲームの体験後、中野氏は「サーキットの映像についてはビデオを見ているかのようにリアルにできていると思います。サーキットの小さいヘアピンコーナーではきちんと減速しないとマシンが曲がらなかったり、下り坂でフロントに荷重がかかっている感じや、上り坂ではリアにトラクションがかかっている感じなどが、うまく再現されていると思います」と、ゲームの仕上がりを評価。

 バイクゲームを体験したことのない入門者に向けて、中野氏は「基本的なアウトインアウト、まずはそれができてからになると思いますが、ゲーム画面には走行ラインを示すラインがあるので、それに沿って走れるようになると、楽しめるようになると思います」とアドバイス。

 加えて、中野氏は「ラインを1本外すとコースアウトしてしまうところなどは実車と一緒で、転び方までリアルなのでいやな汗をかきますね」と、ゲームのリアリティに感心していた。

「MotoGP(TM)15」をプレイする中野氏
うまく走るにはラインどりが重要という
コースに慣れない若手ライダーが練習に使うほどリアリティがあるという
中野氏との対戦コーナーも用意された

 また、リアルワールドで展開されているMotoGPの2015年シーズンについて、中野氏は「2013年、2014年は、ホンダのマルケス選手という天才が登場して独走していましたが、2015年はヤマハやドゥカティが巻き返してきて、今年はマルケス選手の独走とはならず、苦労している印象です」と話した。

 10月9日~12日に開催されるツインリンクもてぎ戦に向けて、中野氏は「ポイントリーダーであるヤマハのロッシ選手に対して、ホンダがホームコースでどのような戦い見せるのか注目してもらいたいですし、スズキやアプリリアといった新しいチームの仕上がりもわるくないので、そこにも注目して欲しい。さらに、もてぎはチャンピオンを決定する戦いになるかもしれませんので、そこにも注目です」と、レースのポイントを示した。

写真左から、「MotoGP(TM)15」日本版のローカライズを担当したインターグローの三谷真央氏、中野真矢氏、インターグロー代表取締役社長の竹内茂樹氏

(編集部:椿山和雄)