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10月10日~12日に開催される「Moto GP 第15戦 日本グランプリ」

“バイク芸人”のチュートリアル 福田さんがプロモーションで来社

2014年10月10日~12日開催

 ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)で10月10日~12日に開催される世界最高峰のオートバイレースシリーズ「Moto GP 第15戦 日本グランプリ」。2014年シーズンは、昨年チャンピオンを獲得したマルク・マルケス選手(ホンダ)が13戦終了時点で11勝し、圧倒的な強さを発揮している。

 このままチャンピオンが素直に決まるかに見えた今シーズンだが、つい先日行われた第13戦イタリアグランプリでバレンティーノ・ロッシ選手(ヤマハ)が優勝。ヤマハのロッシ選手、ホルヘ・ロレンソ選手が調子を上げてきており、日本グランプリでは高いレベルでの激しい争いが期待される。

 そんなMoto GPのプロモーションのために、“バイク芸人”として知られるチュートリアル 福田充徳さんほか、カナリア ボン溝黒さん、とろサーモン 村田秀亮さんがインプレス Car Watch編集部に来社。Moto GPの魅力について語ってくれた。

Moto GP 日本グランプリのプロモーションで来社したチュートリアル 福田さん(中左)、とろサーモン 村田秀亮さん(中右)、カナリア ボン溝黒さん(右)。左はもてぎエンジェルの岸田彩美さん

 3人はレイザーラモンRGさん率いるツーリングクラブ「RGTC」のメンバー。RGさんが中心になって作られたこのクラブに所属する芸人は20人ほどになるという。その中でも福田さんはMoto GPの番組で解説を行うほどバイクレースに詳しく、Moto GPが大好きだという。

3人が着ているTシャツはツーリングクラブ「RGTC」のチームTシャツ。みんなで最初に行ったツーリングで、奥多摩まで2kmという看板が出たときに先頭を走っていたインパルスの堤下さんが左手で“2”のハンドサインを出した。それがかっこよく見えたので次にリーダーのRGさんが先頭に立って右手で“2”のハンドサイン。右手でハンドサインを出したため、オートバイが急減速し後続のメンバーとあわや追突に。そうした逸話がTシャツには表現されている

 ボン溝黒さん、村田さんは、福田さんにMoto GPの魅力を教えてもらっているようで、今回日本で開催される日本グランプリが生で見るレースとしては初めてのものになる。福田さんは2人に「まず、Moto GPのスピード感と音を体験してほしい」といい、テレビでは伝えきれない迫力を体で感じてほしいとのこと。ボン溝黒さん、村田さんとも、その迫力に期待しているほか「ダニーを見てみたい」という。

 ダニーとは、ダニ・ペドロサ選手のことで、なんでも福田さんお勧めの選手とか。福田さんは「ダニーは哀愁が漂っている。レプソルチームにいるのに、彼はチャンピオンを取っていない。やっと取れそうかなとと思ったらマルケス選手が出てきて、(マルケス選手が)12戦11勝という成績では(ペドロサ選手の)チャンピオンが厳しそう」といい、時代の巡り合わせのわるい部分に哀愁を感じるとのこと。また、福田さんはホンダのバイクに乗っているが、2人はヤマハのバイクに乗っており、そういった意味でヤマハの選手を応援したいという。

 そのほか福田さんのお勧めは、マルケス選手の凄さはもちろん、Moto GP 日本グランプリというお祭りを体感すること。駐車場には「お客さんのおっきなバイクがいっぱいある」(福田さん)といい、そのバイクの大きさや数を見ることで、バイクのお祭りを実感してほしいとのことだ。

 3人に加え、RGTCのリーダーであるレイザーラモンRGさん、レギュラー 西川晃啓さんの5人は決勝前日に国道123号で行われる「グランプリロードR123パレード」に参加。このパレードにはレジェンドライダーとして、ケビン・シュワンツ氏、マイケル・ドゥーハン氏も参加する。

 Moto GP 日本グランプリは、9月26日~28日に開催される第14戦アラゴングランプリを終えてからの開催となる。現役選手ながら勝利を重ねることで伝説のライダーとなりつつあるマルケス選手の走り、ペドロサ選手の哀愁、ロッシ選手の復活など、見る人によって注目点はさまざまだろう。関東で開催される世界レベルの戦いだけに、バイクファンでなくとも訪れてみてほしい。レースの詳細やチケットなどについては、ツインリンクもてぎのWebサイト(http://www.twinring.jp/motogp/)を確認していただきたい。

(編集部:谷川 潔)