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ツインリンクもてぎ、MotoGP 日本グランプリ記者発表会を開催
中野真矢氏と自前ツナギのチュートリアル・福田氏がトーク
(2014/6/23 13:38)
ツインリンクもてぎを運営するモビリティランドは、10月10日~12日に開催されるオートバイレースの最高峰「2014 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ第15戦 日本グランプリ」の記者発表会を6月18日に都内で開催した。会見では元MotoGPレーサーの中野真矢氏と芸人のチュートリアル・福田氏の2人もゲスト参加して、日本グランプリへの来場を呼びかけた。
MotoGP 日本グランプリは、10月10日~12日までの3日間の日程で「MotoGP」「Moto2」「Moto3」の各クラスで練習走行、予選、本戦が開催されるほか、アジア圏の若手ライダーが参戦する「シェルアドバンス・アジア・タレント・カップ」も併催される。3日間通しの前売り観戦券は大人1名9300円で、中学生以下は無料。若者や免許取得者向けの無料招待チケットも用意している。
レースをより間近で見られる「ビクトリースタンド」などを新設
日本におけるMotoGP(ロードレース世界選手権)のグランプリレースは、1999年から2013年まで15回連続でツインリンクもてぎで開催されている。会見で最初に登壇したモビリティランド 取締役社長の曽田浩氏は、2014年に16回目を開催できることを「ファンの支えがあったからこそ」と感謝するとともに、MotoGPを興行するドルナスポーツと2014年から2018年まで、5年間の開催契約を結んだことを改めて報告。今後5年の間に「世界最高レベルのレース開催地に進化させたい」と意気込みを見せた。
それに向けた具体的な施策として、本コースのホームストレートとその外側にあるオーバルコースとの間に、「ビクトリースタンド」と呼ばれる8400席の観戦スタンドを新設。最終コーナーから第1コーナーまでのデッドヒートをこれまでより間近で見られるようになる。また、ビクトリースタンド裏のオーバルコース上には、食事処や休憩所などを用意した「ホスピタリティガーデン」を設け、くつろげる空間を用意する。
さらに、ツインリンクもてぎ内で営業している「カートランド」が、MotoGP開催期間中は「バイクランド」に変身。子供向けのミニバイク体験コーナーや、大人も参加できるバイクを用いたタイムアタックイベントなどを開催する。このほか、かつてのGPチャンピオンであるケビン・シュワンツとマイケル・ドゥーハンの2人も招き、11日に行われる前夜祭「MotoGP クラブナイト!」などでトークを繰り広げるという。
同じく11日には地元の茂木町や栃木県警などの協力のもと、道の駅もてぎからサーキットに至る国道123号の約7.5kmを、白バイ隊などと自分のバイクでパレード走行できる「グランプリロード R123 パレード」を実施。7月19日から9月28日までの期間に、ツインリンクもてぎのWebサイトなどで一般ライダーの参加を受け付ける。
そのほかにも、ライダーや一般来場者が楽しめるイベントや特典などを多数準備しており、「MotoGP 日本グランプリ プレイベント」と題された参加型イベントでは、サーキット近隣の道の駅でMotoGPのマシンなどが展示されるほか、ツインリンクもてぎの入場・駐車料金が無料になるスタンプラリー、観戦券が当たる抽選会なども行われる。
また、2013年に実施された、15歳~22歳までの人が無料で観戦できる「ヤング割0円」を2014年も継続。これに加え、2013年1月1日から2014年10月12日までの間に、普通2輪免許、もしくは大型2輪免許(普通2輪からのステップアップは除く)を新規取得した人を対象にした「若葉ライダー割0円」も実施し、同じく無料で観戦できるようにする。
発表会の後半では、元MotoGPライダーの中野真矢氏と、自身もオートバイレースに参戦している芸人のチュートリアル・福田氏が登場。過去にツインリンクもてぎで開催されたレースをVTRで振り返ったほか、日本グランプリの見どころなどを語り合った。
中野氏は「ビクトリースタンドが楽しみ。ライダーにとっても観客が視線に入りやすいので、盛り上がるんじゃないか」とコメント。福田氏も「すごい選手が集まって、とんでもなく面白いレースになるので、ぜひ見に来て、そしてテレビでも見ていただいて」と、ボケながらもMotoGPの魅力をアピールしていた。