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日産、2017年に「自動運転機能」を搭載した「キャシュカイ」を欧州で発売

ジュネーブショーで新ビジョン「日産インテリジェント・モビリティ」を発表

2016年3月1日(現地時間)発表

東京モーターショー2015で世界初公開された自動運転車「ニッサン IDS コンセプト」
2015年から公道でのテスト走行を行なっているEV(電気自動車)「リーフ」をベースとした自動運転実験車

 日産自動車は3月1日(現地時間)、「第86回ジュネーブモーターショー2016」(プレスデー:3月1日〜2日、一般公開日:3月3日〜13日)の会場で、「ゼロ・エミッション」「ゼロ・フェイタリティ」の実現に向けた新しいビジョン「日産インテリジェント・モビリティ」を発表した。これに合わせ、2016年内に欧州で公道での自動運転のデモンストレーションを実施予定であり、2017年には欧州向け「キャシュカイ」に「単一レーンで安全な自動運転を可能にする技術」を採用して発売することを明らかにしている。

 新ビジョン「日産インテリジェント・モビリティ」は、自動運転技術「パイロット ドライブ」を代表例とする「日産インテリジェント・ドライビング」、EV(電気自動車)が代表例とする「日産インテリジェント・パワー」、クルマと社会がつながることで新しい価値を創造する「日産インテリジェント・インテグレーション」という3つの領域で構成。日産の今後の商品を進化させていく上での指針となる考え方となっている。

 この3領域の1つである「日産インテリジェント・ドライビング」で、これまでもたびたび紹介されてきた自動運転技術について解説されており、日産が2020年までに欧州、米国、日本、中国といった各市場における主要モデルに自動運転技術を搭載する予定で、1月にもすでに発表されたように、2016年に「高速道路上の単一レーンで安全な自動運転を可能にする技術」によって自動運転の第1段階をクリアした最初のモデルを日本市場で発売する。今回の発表では、この技術を2017年に欧州市場で発売する「キャシュカイ」にも採用を予定していることや、これに先駆けて最先端の自動運転技術の公道を使ったデモンストレーションを欧州で2016年内に実施予定であると表明している。

Nissan Intellgent Driving Prototype(3分48秒)

 この発表の中で日産自動車 社長兼CEOのカルロス・ゴーン氏は、「『日産インテリジェント・モビリティ』は、世界中のお客さまに向けた安全かつ持続可能な社会の実現を目指すためのビジョンです。その実現に向け当社は、グローバルでの電気自動車セグメントにおける先駆者かつリーダーとして長期的な戦略を発表しました。我々は『ゼロ・エミッション』『ゼロ・フェイタリティ』に関する取り組みを次の段階に進め、2020年までに幅広い車種に自動運転技術を搭載するために、研究開発に多大な投資をしています。日産は、こうした取り組みによって、電気自動車や自動運転など革新的な技術による価値を世界中のお客さまに届け、モビリティの新しい時代への道を切り開いていきます」とコメントしている。

(編集部:佐久間 秀)