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日野、大型観光バス「セレガ」改良 最新安全装備と12速AMT採用

2026年5月20日 発表
日野セレガ (写真はスーパーハイデッカ仕様)

 日野自動車は5月20日、大型観光バス「セレガ」を改良し、発売した。大型観光ハイデッカ(62名乗車仕様)の東京地区での価格は5095万2110円。

 バス業界でもCASE技術の導入が求められるなか、今回の改良では、最新の安全装備、出会い頭警報・左折巻き込み警報・車線変更警報を含む「サイトアラウンドモニターシステム」を新たに搭載。既存のドライバー異常時対応システム(EDSS)などと組み合わせることで、国内トップレベルの安全性を実現した。

 また、「12速AMT」の採用により、静粛性と乗り心地を改善し、ドライバビリティの向上も図ったほか、約20年ぶりとなるボディデザインの刷新により、空力性能の向上による機能と美しさを両立。ドライバーにとって、安全かつ負担の少ない快適な運転を支援するとともに、乗客にとっても安心、快適で心地良い乗り心地を両立させた。

 なお、本車両は2026年5月22日に舞洲スポーツアイランド(大阪府大阪市)で開催される「2026バステクフォーラム」に初出展し、見学・乗車体験できる。

新たな安全装備

出会い頭警報[標準装備]

 左右フロントの広角ミリ波レーダーが、前方死角エリアでの移動物を検知。衝突のおそれがある場合、警報音とともにピラー部の表示灯が赤色に点滅して、ドライバーに注意を警告。見通しのわるい交差点での出会い頭の事故や、右左折時の前方死角での接触事故などを抑制する。

左折巻き込み警報[標準装備]

 左側方のミリ波レーダーが、自転車や歩行者などの移動物を検知すると、ピラー部の表示灯が黄色に点灯しドライバーに注意を喚起。さらに、左折操作を行い衝突する可能性が高まると、警報音とともにピラー部の表示灯が赤色に点滅し注意を促すことで、巻き込み事故防止に寄与する。

車線変更警報[標準装備]

 左右側方のミリ波レーダーが、ミラーでは確認しにくい位置の自動車やオートバイなどの移動物を検知。ピラー部の表示灯が黄色に点灯しドライバーに注意喚起する。さらに、車線変更操作を行い衝突する可能性が高まると、警報音とともにピラー部の表示灯が赤色に点滅し注意を促すことで、安全な車線変更に貢献する。

流体式リターダー[標準装備]

 オイルの流体抵抗力を利用して車両を減速させる機能。つづら折りの下り坂や高速道路などでも滑らかで強力な制動力を発揮し、安全性向上と運転者の疲労軽減に貢献する。

可変配光型LEDヘッドランプ[標準装備]

 LEDの点灯と消灯を細やかに制御し、先行車、対向車に光が当たる箇所だけを自動的に遮光。夜間の走行でハイビームを使用しやすくなるほか、夜間の歩行者を発見しやすくなり、「ヒヤリ」の低減に貢献する。

標識認識システム[標準装備]

 車両前方の画像センサーで認識した標識をメータに表示し、標識の見落としに起因する不安全な運転を抑制。認識した標識の速度を、ボタン操作によるドライバーへの承諾を経て、スキャニングクルーズや可変スピードリミッターへ反映する機能により、速度超過を防ぎ、安全な運行を支援する。

従来モデルより継続採用される安全装備

ドライバー異常時対応システム(EDSS:Emergency Driving Stop System)[標準装備]

 ドライバーに急病などの異常が発生した際、ドライバー自身又は乗務員がドライバー席スイッチを押すか、もしくは乗客が客席上部に設置された客席スイッチを押すことで車両が制動を開始。車両の減速および車線内での維持・停止を支援し、追突事故などの抑制に貢献する。同時に車内では、非常ブザーが鳴るとともに客席スイッチ内蔵ランプが点滅、赤色フラッシャーが点滅して乗客に伝達。一方、車外にはホーンを鳴らし、ストップランプとハザードランプを点滅させ異常を知らせる。またEDSSスイッチが押されない場合でも、ドライバーモニターの機能によってドライバーの異常を検知し、警報と画面表示で注意を促す。反応がない場合、ブレーキが作動、徐々に速度を落とし、車両の停止を支援する。

その他の主な改良点

12速AMT を新たに設定

 12段ギヤを駆使した、きめ細かな低回転変速を自動で行ない、経験の浅いドライバーでも優良ドライバーのようなシフトチェンジが可能。また、エンジン回転数を抑えたスムーズな変速は、滑らかな加速を実現。車内の静粛性や走行性能の向上に貢献する。

約20年ぶりに変更したボディデザイン

「Glamorous Flow」をコンセプトに掲げ、フロントには風を受け流す抑揚ある艶やかな「ラウンディッシュデザイン」を、リアには風を流す「ダイナミックシャープエッジデザイン」を採用。空力性能の向上を図りながら、機能美を高次元で両立したデザインを実現した。

内装の変更

 運転席とエントランスは、上質で落ち着きのあるカラーで統一し、さらなる快適性を追求。インテリアコーディネートは「Natural」「Calm」「Adventure」の3つの世界観を用意し、多様な使用シーンに対応。シートまわりは環境に配慮したマテリアルを採用し、サステナビリティへの推進に貢献する。

日野セレガ(大型観光バス)2026年モデル|紹介映像 (ジャパンモビリティーショー2025 参考出品車両)2分37秒