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日野・三菱ふそう統合の新会社アーチオン、東証プライム市場へ上場

2026年4月1日 発表
ARCHION(アーチオン)株式会社(証券コード:543A)が4月1日、東京証券取引所プライム市場へ上場(写真:ARCHION株式会社)

 日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの経営統合により設立された持株会社「ARCHION(アーチオン)株式会社」(証券コード:543A)が4月1日、東京証券取引所プライム市場へ上場した。上場初日の株価は400円の始値をつけ、終値で431円となった。

 ARCHIONの資本構成はダイムラートラックとトヨタ自動車がそれぞれ持分比率25%を保有する方針で、本社は東京都品川区の住友不動産大崎ガーデンタワーに構える。

東京証券取引所で行なわれたセレモニー(写真:ARCHION株式会社)

 4月1日付で経営体制が刷新され、ARCHION代表取締役社長 CEOのカール・デッペン氏のほか、同社代表取締役 財務・経理本部長 CFO(Chief Financial Officer)にヘタル・ラリギ氏、同社取締役 製品・開発・調達本部長 CTO(Chief Technology Officer)に小木曽聡氏が就任。また、日野自動車 代表取締役社長 CEOはサティヤカーム・アーリャ氏、三菱ふそうトラック・バス 代表取締役社長・CEOはフランツィスカ・クスマノ氏の新体制のもとARCHIONグループとして事業を開始する。

 ARCHIONグループでは、日野と三菱ふそうが長年培ってきた生産・販売基盤、そしてダイムラートラックやトヨタグループとの連携によって生まれる競争優位性を活かし、開発・調達・生産の最適化を図るという。さらに、燃料電池をはじめとするゼロエミッション技術や自動運転などのCASE領域における協業を進め、各ブランドの強みを組み合わせたシナジー創出を目指すとしている。

ARCHION株式会社 代表取締役社長 CEOのカール・デッペン氏

 同日、東京証券取引所で会見したARCHION代表取締役社長 CEOのカール・デッペン氏は「日野と三菱ふそうという長い歴史を持つ2つの強力なブランドを統合し、ARCHIONを誕生させました。この統合により世界のトラックメーカー・トップ10を目指し、私たちはさらに強くなります」との意気込みを述べた。

 また、ARCHIONグループの強みについて、デッペン氏は「統合製品とゼロエミッション車に焦点を当てた明確な戦略を持っています。私たちはすでに、日本におけるゼロエミッション商用車の市場リーダーで、今後は持続可能な輸送にさらに貢献できるよう、強みを結集していきたいと考えています」と話した。

 そして、デッペン氏は「ARCHIONのユニークな点は、トヨタ自動車とダイムラートラックという強力な株主がいることです。世界最大の乗用車メーカーと、世界をリードするトラックメーカーを筆頭株主に持つことは、私たちの強力な基盤となります」との考えを述べるとともに、「私たちは規模と競争力を高め、優位性を保たなければなりません。これは単なるエンジニアリングの話ではなく、強力なサービスネットワークや部品供給体制でお客さまを支えることが重要です」とARCHIONグループのビジネスは物流を支える事業であることが強調された。

記者会見に出席したARCHION代表取締役 財務・経理本部長 CFO(Chief Financial Officer)のヘタル・ラリギ氏、同社代表取締役社長 CEOのカール・デッペン氏、同社取締役 製品・開発・調達本部長 CTO(Chief Technology Officer)の小木曽聡氏