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GM破産、新会社で再建めざす 日本での事業は通常通り継続 |
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米GM(General Motors Corp)は6月1日(現地時間)、連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。同法は日本の民事再生法に当たるもの。負債総額は約1728億ドル(約16兆円)。
今後同社は、60~90日間で「New GM」を設立。採算の見込める事業と社員をNew GMに移し、不採算事業を整理して再建を目指す。New GMの株式は、米政府が60.8%、カナダ政府が11.7%、UAW(全米自動車労組)が17.5%を持ち、事実上の国有企業となる。
New GMで存続するブランドはシボレー、キャディラック、ビュイック、GMCの4つ。すでに発表されているコンパクトカー「シボレー・クルーズ」「シボレー・スパーク」や、ハイブリッドカー「シボレー・ボルト」の計画は継続される。
同日、同社の日本法人であるGMアジアパシフィックジャパンは、日本での販売・サービスを継続し、通常営業を続けると発表した。日本では2009年から2010年にかけて「シボレー・カマロ」「キャデラック・CTSスポーツワゴン」「キャデラック・CTSクーペ」「キャデラック・SRX」を計画通りに発売する。
GMアジアパシフィックジャパンはWebサイト「ニューGM」を開設し、今回の破綻と再建に関する情報を、顧客、販売店とサービス工場、サプライヤー、報道のそれぞれに向けて発信している。
【お詫びと訂正】記事初出時、負債総額が約17億ドルという表記になっておりました。お詫びして訂正させていただきます。
(編集部:編集部:田中真一郎)
2009年 6月 2日