三菱電機、フルセグチューナー+WVGAモニターのメモリーナビ「NR-MZ50」 NR-MZ50と連携してタイムリーな交通情報を得られるDSRC車載器も登場 |
三菱電機は、7型WVGAディスプレイの2DINメモリーカーナビ「NR-MZ50」と、DSRC車載器「EP-4011DSB」を8月20日に発売する。NR-MZ50はオープンプライスで、店頭予想価格は15万円前後、EP-4011DSBは2万9400円。
NR-MZ50は、8GBのフラッシュメモリーを地図データの記憶媒体に使用するメモリーナビ。新開発のナビ専用LSIを採用し、地図スクロールや目的地検索などの各種操作を高速処理化させたほか、新開発の映像処理用LSIとWVGAモニターの採用によって高精細な地図表示をするとともに、Flashアニメーションを使ったアイコンと操作しやすいメニュー画面表示を実現している。
また、パイオニアが管理・運営するスマートループ情報を使ったリアルタイム渋滞情報や、最新の高速道路開通情報、電気自動車(EV)用充電スタンド情報を携帯電話を介して取得する「OpenInfo」機能を搭載し、最適なルート案内を行う。
ルート案内では道路の勾配といった項目を考慮し、もっとも燃費のよいルートを探索する「エコガイド機能」も備える。
AV機能としては、12セグ/ワンセグの地デジチューナーを内蔵するほか、iPod/iPhoneなどのデジタルオーディオプレイヤーやBluetooth(2.1+EDR)オーディオ機器の音楽再生が可能。音楽CDから最大999曲(またはCD最大99枚分)の楽曲をSDカードに録音でき、再生対応フォーマットはMP3/WMA/AAC。HDMI入力端子(タイプE)も装備する。
また、音楽データのデジタル圧縮録音時に欠落した情報を低音から高音まで予測補完し、オリジナルに近い音源を再生する「PremiDIA-HD」、バーチャル・サラウンドスピーカーによって実際のスピーカー位置よりワイドな音像を生成する「PremiDIA-WIDE」といった、独自の音響技術を採用している。アンプ部の最大出力は45W×4ch。
そのほか、後方の映像を「ノーマルビュー」「ワイドビュー」「トップビュー」表示できる別売りの専用リアカメラ「BC-20M」も発売。BC-20Mは、走行レーンを外れそうになると警告音と画面表示でドライバーに知らせるレーンアシスト機能を備え、今秋発売予定のBlu-rayプレーヤーと接続できる。
NR-MZ50の本体サイズは約180×184×100mm(幅×奥行き×高さ)、重量約3.3kg。
DSRC車載器「EP-4011DSB」 |
ITSスポットサービスに対応したアンテナ分離型のDSRC車載器「EP-4011DSB」は、NR-MZ50と接続することで前方の道路混雑状況や合流地点付近の合流車有無など、高速道路上のタイムリーな交通情報を画像と音声で知らせてくれる。
本体サイズは70×113×15mm(同)、重量150g。アンテナ部のケーブル長は3.5m、サイズは30.4×30.4×18.6mm(同)、重量は80g。
(編集部:小林 隆)
2011年 6月 30日