東海大学、「ワールド・ソーラー・チャレンジ」を連覇 パナソニック製太陽電池に変更するも優勝 |
東海大学は10月20日、世界最大級のソーラーカーレース「ワールド・ソーラー・チャレンジ」で優勝したと発表した。
ワールド・ソーラーカー・チャレンジは太陽光のみを動力源として、オーストラリア連邦のダーウィンとアデレード間、総延長3000kmを走破するタイムを競うソーラーカーレースで、1987年に第1回大会が開催され24年の歴史を誇る(1999年からは隔年開催)。今年は、10月16日にスタートし、20日13時すぎに(現地時間)東海大学チームが1位でゴールした。表彰式は23日に開催する。
東海大学チームは前回大会(2009年開催)でも優勝した強豪チームとなるが、今年はレギュレーションの変更により、太陽電池を化合物系のものから、シリコン系のパナソニック製HIT太陽電池に変更。バッテリーはパナソニック製のリチウムイオン電池を使い、ボディーは東レのCFRP(炭素繊維強化プラスチック)「トレカ」によって作られた「Tokai Challenger」号で参戦した。
ドライバーは、東海大学の学生に加え、篠塚建次郎氏らを含む卒業生。東海大学チームは、予選で5位につけ、決勝開始後30分にはトップに立ち、その後1度もトップを譲ることなく3000kmを走りきり、無事ゴールを迎えた。なお、同校によると2011年型のTokai Challenger号は、参加車両中で唯一の国産太陽光パネルを使用したソーラーカーになると言う。
Tokai Challenger号の詳細については、関連記事を参照していただきたい。
(編集部:谷川 潔)
2011年 10月 20日