独アウディ、IT展示会CeBITに新型「A3」

2011年のジュネーブショーで公開された「A3 コンセプト」



 独アウディは、独ハノーバーで3月6日~10日(現地時間)に開催されるIT展示会「CeBIT」に、新型「A3」を出展する。

 新型「A3」はフォルクスワーゲングループの次期エンジン横置きFF用プラットフォーム「MQB」を採用するが、さらにインフォテインメントシステムとしてモジュラーインフォテインメントプラットフォーム「MIB」を採用することが明らかにされた。

 MIBはインフォテインメントシステムの開発期間を短縮できるシステムで、プロセッサとしてNVIDIAのTegraを搭載する。またロータリープッシュボタンコントローラーに、タッチパッドが統合され、直感的な操作が可能としている。

 このほか次期A3では、車載インフォテインメントシステム用ネットワーク規格「MOST」を採用することが明らかになっている。

 同社はCeBITに初出展するにあたり、「アウディコネクト」をスローガンに掲げる。これはインターネット経由で車同士やインフラストラクチャーを接続するもの。インターネットへの接続は、現在のUMTS経由から、将来はLTEになるとしている。

 また、CeBITでは3月8日に「オートモーティブデイ」を開催するが、この開会挨拶で同社のアクセル・ストロットベック財務&組織担当取締役が、同社のインフォテインメントとIT戦略について触れる。

(編集部:田中真一郎)
2012年 2月 20日