スバル（富士重工業）は7月3日、7人乗りワゴン「エクシーガ」を改良して発売した。価格は218万4000円～292万9000円。

ディープシーブルー・パール	ディープチェリー・パール
ヴェネチアンレッド・パール	アイスシルバー・メタリック

　今回の改良では、レガシィ、インプレッサで採用する運転支援システム「EyeSight（ver.2）」搭載モデルをラインアップしたほか、パワートレーンの刷新を図った。EyeSight（ver.2）を装備する2.5i EyeSightでは、ブレーキを踏んで停車すると約0.5秒で自動的にエンジンが停止し、ブレーキから足を離すと最速約0.35秒でエンジンが再始動するアイドリングストップ機構を備える。

　具体的には、従来の水平対向4気筒 SOHC 2.5リッターから、低中速回転域での力強いトルクなどを特徴とし、新型レガシィに採用される新世代の水平対向4気筒DOHC 2.5リッターエンジンに変更。最高出力は127kW（173PS）/5600rpm、最大トルクは235Nm（24.0kg･m）/4100rpmで、JC08モード燃費は2.5iが12.0km/L、2.5i EyeSightが13.2km/Lとなる。

　また、2.5iおよび2.5i EyeSightのトランスミッションは、従来のリニアトロニック（CVT）からパーツやレイアウトの最適化を行い、軽量・コンパクト化した。

EyeSight（ver.2）で採用されるステレオカメラ	EyeSight（ver.2）の街中での障害物認識イメージ	新型リニアトロニック

　シャシーでは、全車ともフロントサスペンションのダンパーに新バルブを採用し、路面の微小な凹凸でも減衰力を発生させることで車両の応答性を高めたほか、リアサスペンションのラテラルリンクにピロボールブッシュを採用し、ハンドリング性能と直進安定性を高めた。さらに電動パワーステアリングのアシスト制御の最適化を行い、ステアリングの応答性を高めて直進安定性を向上させている。

　エクステリアでは、ボディーカラーに新たに「ディープシーブルー・パール」「ダークグレー・メタリック」「ディープチェリー・パール」「ヴェネチアンレッド・パール」を採用するとともに、17インチアルミホイールは新デザインの5本スポークとした。

　そのほか、従来よりもミラー面積を拡大し、視認性を向上させた新デザインのドアミラーを採用。また、従来ではメーカー装着オプションとして展開していたクルーズコントロールとクリアビューパック（フロントワイパーデアイサー、ヒーテッドドアミラー、撥水加工フロントドアガラス）を、全車標準装備としている。

2.5i EyeSight アルカンターラセレクションのインテリア	EyeSight（ver.2）メーター表示
アイドリングストップシステムのメーター内表示	アイドリングストップシステムのON/OFFボタン