6時間のサバイバルバトルが繰り広げられたSUPER GT第5戦鈴鹿 Pokka 1000km
GT500はS Road REITO MOLA GT-Rが、GT300はtriple a Vantage GT3が優勝

昨年のチャンピオン「S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)」が今季初優勝

2012年8月19日決勝開催



 8月19日、2012 AUTOBACS SUPER GT第5戦「41st International Pokka 1000km」の決勝レースが鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催された。タイヤトラブルが頻発する波乱のレースとなったが、GT500クラスは昨年のチャンピオン1号車 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が復活となる今季初優勝、GT300クラスは予選でトップタイムを出しながら、車両規定違反で最後尾スタートとなった66号車 triple a Vantage GT3(吉本大樹/星野一樹/吉田広樹)が圧倒的な速さでトップまで駆け上がり今季初優勝を飾った。

 全8戦で行われるSUPER GTシリーズはこのレースから後半戦に突入する。シリーズ最長1000kmのレースはほかのレースよりポイントが多く獲得できるので、その結果がシリーズチャンピオン争いに影響する重要な1戦だ。ほかのレースは優勝すると20ポイントだがこのレースは25ポイントと5ポイントの加算。2位は3ポイント加算、3位から5位は2ポイント加算、6位から10位は1ポイントが加算となっている。

 伝統の夏のPokka1000kmは、リーマンショック以降1000kmが700kmに短縮され、昨年は震災の影響も重なり500kmに短縮されていたが、今年は4年ぶりにレース距離が1000kmに復活。6時間のサバイバルバトルが帰ってきた。スタート時刻はやや早めの12時半となりゴールは夕方6時半前後。日没前のゴールとなるためナイトセッションはない。その分、暑い時間帯の走行が増えるのでマシン、タイヤ、ドライバーとも厳しくなりそうだ。

GT500
 1000km、173周という長丁場のレースは通常の300kmとは戦略面が異なってくる。300kmのレースでは1回のピットストップとなるが、GT500クラスの場合、1000kmでは4回ピットの5スティントと5回ピットの6スティントが考えられる。5スティントの場合は35周前後でピットストップ。6スティントの場合は29周前後でピットストップとなる。

 当然、燃費、タイヤ、レースラップとの兼ね合いが出てくる。1回のピットインに要する時間は70~80秒。最後のピットインが終わったら、ピット回数を減らしたマシンが中段から突然上位争いに参入することも考えられる。

 また、通常のレースではタイヤトラブル等でイレギュラーのピットインがあると命取りとなるが1000kmの場合リカバリーが可能となることもある。例えばスタートして10周前後で緊急ピットインをしたとすると、通常のレースではドライバー交代の義務周回に達しないため1回余分にピットインが必要となり数十秒のロスとなる。ところが5回ピット6スティントの戦略であれば、残りのスティントで3~4周多く周回すればトータルのピットにおけるロスタイムがほとんど変わらないため、ある程度はリカバリーができる。スタートで履いたタイヤが合わない場合も、戦略の変更でリカバリーの可能性がある。

 さらに、長丁場のレースとなればアクシデントが発生する回数も増え、予測できないセーフティカーの導入などもある。それに応じて戦略の変更なども必要となるため、チーム力が試されるレースとなるだろう。

GT500
 GT500クラスの前半戦を終えた段階のドライバーズポイントは以下のとおり。ウエイトハンデはポイントの2倍kgとなるため、44ポイントでトップに立つ38号車 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)は44×2kg=88kgとなる。第3戦のセパンから好調な走りを見せ第4戦のSUGOで優勝した6号車 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也)が4位へ浮上。昨年のシリーズチャンピオンで序盤不調だった1号車 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリは前戦のSUGOから調子を上げてきたので、そろそろ完全復活が期待される。

順位マシン名(ドライバー名)ポイント
1位38号車 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)44
2位39号車 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)38
3位100号車 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴)38
4位6号車 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也)32
5位18号車 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム)30
6位36号車 PETRONAS TOM'S SC430(中嶋一貴)29
7位23号車 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ミハエル・クルム)22
8位17号車 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大)22
9位36号車 PETRONAS TOM'S SC430(ロイック・デュバル)21
10位1号車 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)18
11位12号車 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)13
12位36号車 PETRONAS TOM'S SC430(リチャード・ライアン)8
13位35号車 KeePer Kraft SC430(国本雄資/アンドレア・カルダレッリ)6
14位8号車 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志)5
15位19号車 WedsSport ADVAN SC430(荒聖治/アンドレ・クート)2
16位24号車 D'station ADVAN GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)1

GT500クラスのスタートシーン(Photo:Burner Images)

 前日に行われた予選でポールポジションを獲得したのは1号車 S Road REITO MOLA GT-R。2位は39号車 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)となりミシュランタイヤ装着車がフロントローを独占した。3位は好調な6号車 ENEOS SUSTINA SC430。4位、5位はSUGOの1コーナーで同士討ちとなりリタイヤした23号車 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ミハエル・クルム)と12号車 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)となった。

 12時30分、気温32度、路面温度50度のコンディションの中、1000kmのレースはスタートが切られた。スタート直後は各車予選順位をキープ。トップの1号車 S Road REITO MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)が後続との差を徐々に広げる展開となった。


1周目のS字は1号車、39号車、6号車、23号車と続く徐々に後続を引き離す1号車

 5周目のスプーンカーブでドライバーズポイント1位の38号車 ZENT CERUMO SC430(平手晃平)が単独スピン。コース復帰に手間取り周回遅れ、最後尾までポジションを落とし上位争いから脱落した。

 9周目には36号車 PETRONAS TOM'S SC430(ロイック・デュバル)が右リアタイヤをバースト。ピットまでたどり着いたがそこままリタイヤとなった。このレースで頻発するタイヤトラブルの序章となった。

序盤、36号車は7位、38号車が8位を走っていた35号車は9位、24号車は10位

 23周目、上位陣で早々にピットインしたのは6号車 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔)。23号車 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲)も26周目にピットインを行った。スタートで使用するタイヤは予選で使用したものを使うので、状態により早めにピットインした方がロスは最小限に止められる。

 5ピット、6スティント作戦の当分割の周回は29周。12号車 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生)が32周、1号車 S Road REITO MOLA GT-Rが33周、39号車 DENSO KOBELCO SC430(石浦宏明)が34周、17号車 KEIHIN HSV-010(塚越広大)が35周で1回目のピットインを行った。

 上位陣がピットインを行う中、32号車 EPSON HSV-010(中山友貴)が2コーナーの立ち上がりでスピン。スポンジバリヤにリアをヒットし大破。ピットまで戻るが2台目のリタイヤとなった。

32号車は2コーナーの立ち上がりでスピン。ウォールにヒットしマシン後部を大破

 41周目、トップ快走の1号車 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝)にアクシデントが発生した。デグナー2つ目でGT300、4号車 GSR ProjectMirai BMW(佐々木雅弘)をインから抜こうとするがやや強引に飛び込み接触。4号車 GSR ProjectMirai BMWはスピン、1号車 S Road REITO MOLA GT-Rはそのままコースをキープし走行を続けるが、ホイールを傷め43周目にイレギュラーのピットインとなった。

 1回目のピットインからわずか9周。ドライバー交代は行わず、タイヤ交換、給油をしてピットアウト、7位までポジションを落としてコースに復帰した。2位に14秒ほどの差を付け独走態勢を築いていたが、序盤から戦略変更を強いられた。

 1号車 S Road REITO MOLA GT-Rに代わりトップに立ったのは12号車 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)。2位には39号車 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一)。その後方では6号車 ENEOS SUSTINA SC430(大嶋和也)と23号車 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム)が激しく3位の座を争そった。

緊急ピットインで7位に後退した後、5位までポジションアップした1号車6号車に迫る23号車

 23号車 MOTUL AUTECH GT-Rがコース各所で6号車 ENEOS SUSTINA SC430を攻め立て、44周目のシケインで車体を半分コース外にはみ出しつつオーバーテイク。3位にポジションアップした。

 4位に落ちた6号車 ENEOS SUSTINA SC430はタイヤのグリップが落ち、46周目には17号車 KEIHIN HSV-010(金石年弘)にも抜かれ5位に後退。50周目に入るストレートでピットと無線でタイヤ交換をを決め、ピットクルーも準備を整えマシンが戻るのを待った。ところがスプーンカーブの進入で右フロントタイヤがバースト。ピットまでたどり着いたが3台目のリタイヤとなった。

マシン左側を大破した52号車

 58周目のヘアピン進入でアクシデントが発生した。8号車 ARTA HSV-010(小林崇志)がラインを変更した際にGT300クラス、52号車 GREEN TEC & LEON SLS(黒澤治樹)をヒットした。52号車 GREEN TEC & LEON SLSはマシン左側をガードレールに激しく接触。ドライバーが乗るマシン左側が浮き上がり、45度ほど傾いた状態から路面に激しくマシンを打ち付け黒沢選手が負傷、救急車がヘアピンに駆け付けた。

 この事故処理のため62周目にセーフティカーが導入されレースはリセットされることとなった。この時点の順位は12号車 カルソニックIMPUL GT-R、39号車 DENSO KOBELCO SC430、1号車 S Road REITO MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)、17号車 KEIHIN HSV-010、35号車 KeePer Kraft SC430(国本雄資)、24号車 D'station ADVAN GT-R(安田裕信)。事故直前に3位を走っていた23号車 MOTUL AUTECH GT-Rは58周目にピットインし11位に後退していた。

 64周目。依然セーフティカー先導で周回を続けていたが、12号車 カルソニックIMPUL GT-Rは前のピットインから32周を消化、17号車 KEIHIN HSV-010は29周、35号車 KeePer Kraft SC430は34周を消化しそれぞれルーティーンのピットインに入った。


セーフティカーの導入中にピットに入る12号車、38号車、17号車何台ものマシンがピット作業を行った

 セーフティカーの導入でここまでの差は一気になくなった。直前にピットインした23号車 MOTUL AUTECH GT-Rはトップから1分20秒ほど遅れていたが3秒ほどに。セーフティカー導入中にピットインしたチームは本来なら70~80秒ほど後方へドロップするが、トップから30秒ほど後方で隊列に並んだ。

 66周目にレース再開。ピットインした12号車 カルソニックIMPUL GT-Rに代わり39号車 DENSO KOBELCO SC430がトップ。67周目にはラップタイムで優る1号車 S Road REITO MOLA GT-Rが39号車 DENSO KOBELCO SC430を抜きついにトップへ返り咲いた。3位には上位陣で唯一4ピット5スティント作戦を取った24号車 D'station ADVAN GT-Rが続くが、39号車 DENSO KOBELCO SC430、24号車 D'station ADVAN GT-Rとも70周目に予定どおりピットに入り順位を落とした。

 1000km、173周の折返しが近付き各車にトラブルが発生した。79周目、12号車 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生)が前回のピットインからわずか15周で緊急ピットイン。パドルシフトにトラブルが発生し2速へのシフトダウンができない状況となった。応急処置のためピットインし、ついでにタイヤ交換と給油をしドライバーは交代せずコースに戻った。このトラブルで12号車 カルソニックIMPUL GT-Rは10位に後退した。

 トップの1号車 S Road REITO MOLA GT-Rがルーティーンのピットインを行い、代わってトップに立った23号車 MOTUL AUTECH GT-Rだが、81周目のシケインで左フロントタイヤから激しくスモークを上げた。スローパンクチャーが発生し緊急ピットインとなったが、あわてて準備をしタイヤ交換と給油を行い、ドライバー交代はせずコースに戻った。パンクした場所がピット入り口のすぐそばだったため、マシンも傷めずタイムロスも少なく不幸中の幸いとなった。

 23号車がピットアウトするとそのすぐ後方で39号車 DENSO KOBELCO SC430(石浦宏明)がスローダウン。駆動系のトラブルが発生しピット出口にマシンを停め戦列を去った。これで4台がリタイヤし残るマシンは11台となった。

 82周目には18号車 ウイダー HSV-010(小暮卓史)が右リアタイヤをバースト。ピットに戻り再びコースに戻ることができた。93周目にはトップを走っていた17号車 KEIHIN HSV-010がメインストレートで右リアタイヤをバースト。まるまる1周のスロー走行を強いられ、右リアのフェンダー部分をほとんど失ったが何とか8位でコースに復帰した。

右リアタイヤをバーストした18号車17号車も右リアタイヤをバーストコースに復帰できたが右リアはフェンダーカバーを失った

 レース中盤のトラブル多発が嘘のように、100周を越えるとレースは小康状態。トップの1号車 S Road REITO MOLA GT-Rは後方を30秒ほど突き放し独走状態。レースはそのまま終盤へと差しかかった。

 130周を越え残り40周チョットとなり上位陣の戦略は見えてきた。各車残り1回のピットストップを残すが、ここまでのスティントはトップの1号車 S Road REITO MOLA GT-Rがが32~33周。2位の23号車 MOTUL AUTECH GT-Rが31~32周。3位の24号車 D'station ADVAN GT-Rは34~36周と長めでピット回数も1回少ない。4位の12号車 カルソニックIMPUL GT-Rは31~32周。5位の19号車 WedsSport ADVAN SC430(荒聖治/アンドレ・クート)も35~36周と長めでピット回数が1回少ない。6位の35号車 KeePer Kraft SC430は29~30周。7位の17号車 KEIHIN HSV-010は28~30周となっている。

 上位陣でその前のピットインが遅く、タイヤにゆとりがあるのは35号車 KeePer Kraft SC430と17号車 KEIHIN HSV-010。これまでのスティント通りに次のタイヤ交換を行えば、最後は20周チョットのショートスティントでラストスパートを掛けることができる。

ペースダウンした23号車は24号車に迫られる

 上位陣でタイヤが苦しくなったのは23号車 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム)だった。急速にラップタイムが落ち131周目にはトップから35秒遅れだったが134周目には44秒、139周目には59秒とその差は広がった。3位との差も131周目の19秒差が139周目には5秒に縮まった。

 早めにタイヤ交換したいところだが、すぐに入ると残り1回のピットストップではゴールまで届かない。これまでどおりのスティントを刻むなら142周目まで30周をクルム選手が走り、残り31周を本山選手に託したい。

 いよいよ最後のピットインが始まった。139周目に24号車 D'station ADVAN GT-Rがピットインし残り34周。140周目に本来のスティントより2周早く23号車 MOTUL AUTECH GT-Rがピットインし残り33周。141周目に1号車 S Road REITO MOLA GT-Rがピットインし残り32周。143周目に12号車 カルソニックIMPUL GT-Rがピットインし残り30周。23号車 MOTUL AUTECH GT-R以外は本来のスティント通り。23号車 MOTUL AUTECH GT-Rは2周ほどこれまでより長めのスティントとなるため最終盤で苦しくなる可能性がある。

 タイヤにゆとりのある35号車 KeePer Kraft SC430は148周目にピットに入り残り25周。17号車 KEIHIN HSV-010は151周目にピットインし残り22周のショートスティントで塚越選手がラストスパートで追い上げを狙うこととなった。

 全車ピット作業終了と思われたが、予定外の追加ピット作業を行ったのは24号車 D'station ADVAN GT-R。139周目のピットインで給油が足りず、151周目に再度ピットインし給油のみ行いすぐにピットアウト。停止時間は10秒以下だったが、ピットロードを含め30秒をロス。3位から5位に後退し一気に今季初の表彰台が遠のいた。

 残り20周。独走する1号車 S Road REITO MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)との差は、2位の23号車 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲)が56秒。3位の12号車 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は1分3秒。4位の35号車 KeePer Kraft SC430(国本雄資)は1分21秒。5位の24号車 D'station ADVAN GT-R(ビヨン・ビルドハイム)は1分30秒。2位以下の各車の差も7~18秒あり簡単には順位の入れ替えはなさそうに思えた。

 ところが1000kmのサバイバルバトルには最後のドラマが待っていた。残り17周。7位に後退した17号車 KEIHIN HSV-010(塚越広大)が6位の19号車 WedsSport ADVAN SC430(荒聖治)とテール・トゥ・ノーズの争いとなった。立体交差下を通過したところでマシン背後にボディーとタイヤが接触しているような白煙が見えた。

 2台はヘアピン、スプーンを抜け西ストレートへ。依然17号車 KEIHIN HSV-010の背後には時折白煙が見える。ストレートエンドで6位に浮上した17号車 KEIHIN HSV-010はそのまま130Rを通過。その直後に右リアタイヤがバースト。マシンは左側に向きを変え激しくウォールにクラッシュ。スピンしながら部品を撒き散らしシケイン付近まで飛ばされ停止した。マシンの前後をヒットし徐々に減速したため幸いにも塚越選手は大事に至らなかった。

クラッシュ直後の17号車。塚越選手は無事だった(Photo:Burner Images)コース改修をするマーシャル
大量の破片が集められたセーフティカー先導で最後の決戦を待つ各車

 クラッシュしたマシンの部品がコースに散乱。すぐにセーフティカー導入となった。セーフティカーの導入で各車のギャップはなくなり残り12周のスプリントバトルとなった。こうなるとタイヤにゆとりのある35号車 KeePer Kraft SC430はやや有利。逆に23号車 MOTUL AUTECH GT-Rはやや厳しい展開となった。

 レース再開となり1号車 S Road REITO MOLA GT-Rはダッシュを決め逃げの体制。2位以下は混戦となった。残り9周の1コーナー。35号車 KeePer Kraft SC430が12号車 カルソニックIMPUL GT-Rをアウトから大外刈りで抜き3位に浮上。そのままの勢いで2位の23号車 MOTUL AUTECH GT-Rに迫った。

2位争いは23号車、35号車、12号車、24号車と続く23号車に迫る35号車

 残り7周。西ストレートで35号車 KeePer Kraft SC430はの23号車 MOTUL AUTECH GT-Rを抜き2位に浮上。抜かれた23号車 MOTUL AUTECH GT-Rは130Rの出口で加速に失敗、12号車 カルソニックIMPUL GT-Rと24号車 D'station ADVAN GT-Rに立て続けに抜かれ5位に後退した。

 残り5周のシケイン立ち上がり。3位の12号車 カルソニックIMPUL GT-Rと4位の24号車 D'station ADVAN GT-RがGT300のマシンに引っかかった。最終コーナーを12号車 カルソニックIMPUL GT-Rはアウトへ、24号車 D'station ADVAN GT-Rはインへステアリングを切りGT300マシンを抜きストレートへ。ストレートは12号車 カルソニックIMPUL GT-Rがやや先行するが続く残り4周の1コーナーでインをキープした24号車 D'station ADVAN GT-Rが一旦は遠のいた3位の座に返り咲いた。

23号車は2位から5位へ後退表彰台をかけ、12号車と24号車が争う24号車が12号車を抜き3位へ
2位の35号車、3位の24号車。12号車も諦めず追走12号車の追撃から逃げる24号車GT500クラスの表彰式(Photo:Burner Images)

 サバイバルバトルに勝ったのは1号車 S Road REITO MOLA GT-R。苦しんだシーズン序盤戦から立ち直り今季初優勝となった。2位は前戦のSUGOから調子を上げてきた35号車 KeePer Kraft SC430が入り、若い2人のドライバーはGT500クラスデビューイヤーで初表彰台を獲得。3位には今季これまで1ポイントしか獲得していなかった24号車 D'station ADVAN GT-Rが入り今季初表彰台となった。

 タイヤトラブルが多発した原因は鈴鹿サーキットの西コースの路面改修が理由と言われている。スプーンカーブ、130Rにおける右側のタイヤへの負担が予想外でバーストに至ったと思われる。

 レース序盤のスピンで周回遅れとなった38号車 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)は最後まで走りきり9位でフィニッシュ。ポイントリーダーの座を死守した。最終順位とドライバーズポイントは以下のとおり。

GT500最終順位

順位マシン名(ドライバー名)
1位1号車 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)
2位35号車 KeePer Kraft SC430(国本雄資/アンドレア・カルダレッリ)
3位24号車 D'station ADVAN GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)
4位12号車 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)
5位23号車 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ミハエル・クルム)
6位19号車 WedsSport ADVAN SC430(荒聖治/アンドレ・クート)
7位8号車 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志)
8位18号車 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム)
9位38号車 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)
10位17号車 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大)
11位100号車 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴)

GT500ドライバーズポイント

順位マシン名(ドライバー名)ポイント
1位38号車 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平)47
2位1号車 S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)43
3位39号車 DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明)38
4位100号車 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴)38
5位18号車 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム)34
6位6号車 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也)32
7位23号車 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ミハエル・クルム)30
8位36号車 PETRONAS TOM'S SC430(中嶋一貴)29
9位35号車 KeePer Kraft SC430(国本雄資/アンドレア・カルダレッリ)24
10位17号車 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大)24
11位12号車 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)23
12位36号車 PETRONAS TOM'S SC430(ロイック・デュバル)21
13位24号車 D'station ADVAN GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)14
14位8号車 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志)10
15位36号車 PETRONAS TOM'S SC430(リチャード・ライアン)8
16位19号車 WedsSport ADVAN SC430(荒聖治/アンドレ・クート)8


GT300
 GT300はFIA-GT勢速さが目立つが、ここ鈴鹿では燃費の影響が大きいためJAF-GT勢にもチャンスがある。GT500クラスは173周を周回するが、GT300クラスは160周前後でゴールとなる。計算上は1スティントで40周が周回できれば3ピット4スティントという作戦も可能となる。5ピット6スティントのチームに対し2回分のピット時間を短縮できるので2分半から3分のアドバンテージとなる。

 GT300クラスの前半戦を終えた段階のドライバーズポイント上位は以下のとおり。ポルシェ、BMW、アウディなどFIA-GT勢が上位を占めている。

順位マシン名(ドライバー名)ポイント
1位911号車 エンドレス TAISAN 911(峰尾恭輔/横溝直輝)39
2位0号車 GSR 初音ミク BMW(谷口信輝/片岡龍也)35
3位11号車 GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸)35
4位33号車 HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢)34
5位3号車 S Road NDDP GT-R(関口雄飛/千代勝正)28
6位2号車 エヴァンゲリオンRT初号機PETRONAS紫電(高橋一穂/加藤寛規)25
7位66号車 triple a Vantage GT3(吉本大樹/星野一樹)22
8位52号車 GREEN TEC & LEON SLS(竹内浩典/黒澤治樹)21
9位43号車 ARTA Garaiya(高木真一/松浦孝亮)17
10位88号車 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学/青木孝行)11
11位15号車 ART TASTE PORSCHE(ティム・ベルグマイスター/土屋武士)8
12位31号車 apr HASEPRO PRIUS GT(新田守男/嵯峨宏紀)8
13位61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太)6

GT300クラスのスタートシーン(Photo:Burner Images)

 前日の予選でトップタイムを出したのは66号車 triple a Vantage GT3だったが、予選後の車検で燃料タンクの容量オーバーという裁定が下り失格。繰り上がりでポールポジションを獲得したのは、前戦でデビューしたばかりの16号車 無限 CR-Z GTとなった。2位は3号車 S Road NDDP GT-R、3位は0号車 GSR 初音ミク BMW、4位にはマシンは違うが鈴鹿2連覇中の61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTが入り、得意とする夏の鈴鹿で復活の兆しを見せた。

 スタート直後の1コーナーはポールスタートの16号車 無限 CR-Z GT(武藤英樹)が制したが、その後方では予選2位、3位の3号車 S Road NDDP GT-R(関口雄飛)と0号車 GSR 初音ミク BMW(片岡龍也)がサイド・バイ・サイドの攻防をみせ0号車 GSR 初音ミク BMWが2位にポジションアップした。


トップ16号車の後方で0号車と3号車が競り合う

 予選では好調だった16号車 無限 CR-Z GTだがペースが今一つ上がらず、オープニングラップのスプーンカーブで0号車 GSR 初音ミク BMWに、西ストレートで3号車 S Road NDDP GT-Rに抜かれ順位を落とした。その後も徐々に順位を落とし、13周目には17位まで後退した。

0号車がトップを奪い、3号車が2位で追走16号車は61号車にも抜かれた
0号車は2位以下を徐々に突き放す

 予選での失格を除けば、すべてのセッションでトップタイムを出した66号車 triple a Vantage GT3(星野一樹)は最後尾から怒濤の追い上げを開始した。1周目に7台を抜き18位。2周目に15位、3周目に13位、4周目に12位、5周目に7位と順位を上げ上位陣の背後まで追い付いた。

 勢いは止まらず7周目に6位、8周目に4位、9周目に3位、10周目に2位まで浮上しトップを走る0号車 GSR 初音ミク BMWを追走した。15周目の1コーナー。逃げる0号車 GSR 初音ミク BMWをアウトから大外刈りで抜き、わずか15周で最後尾からトップまだ駆け上がった。

18位を走る66号車14位を走る66号車12位を走る66号車
9位に浮上した66号車7位まで浮上した66号車87号車を抜き6位
88号車を抜き4位へ3位に浮上し3号車に迫る66号車0号車を抜きついにトップへ

 66号車 triple a Vantage GT3の速さはまさに別世界で、同じクラスとは思えないラップタイムを刻んだ。時に1周3秒ほどの差があり、多くの関係者からGT400クラスとさえ言われた。

 速さだけなら優勝は間違いないが、66号車 triple a Vantage GT3にはトラブルが多い。第3戦ではミッショントラブルで2速が使えなかった。第4戦ではクラッチトラブルで早々にリタイヤしている。160周、6時間のレースを最後まで走りきれるかが大きなポイントになりそうだ。

 66号車 triple a Vantage GT3がトップに立った直後、ドライバーズポイント1位の911号車 エンドレス TAISAN 911(横溝直輝)の右リアタイヤがバースト。7位から最後尾へ後退してしまった。

 トップに立った66号車 triple a Vantage GT3は後続を引き離し27周目にピットイン。5ピット6スティントの作戦でゴールを目指すようだ。66号車 triple a Vantage GT3に続き28周目には88号車 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学)、30周目には3号車 S Road NDDP GT-Rと上位陣がピットインを開始した。

 66号車 triple a Vantage GT3のピットインで見かけ上のトップに戻った0号車 GSR 初音ミク BMWはコースにとどまり周回を重ねた。こちらは1スティントを長くしピット回数を減らす作戦を取ったようだ。

0号車はガス欠でマシンをコース脇によせスローダウン

 34周目。トップの0号車 GSR 初音ミク BMWと2位に上がった61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太)のピットが準備をしてマシンが入ってくるのを待ち構えていた。ところが0号車 GSR 初音ミク BMWがS字付近で急にスローダウン。そのままエスケープにマシンを止めてしまった。またしてもガス欠のようだ。

 0号車 GSR 初音ミク BMWは第3戦のセパンでもファイナルラップにガス欠をおこし2位の15ポイントを失っている。このレースでポイントが取れたかは分からないが、2戦をガス欠でノーポイントにしたのはシリーズチャンピオン争いを考えると相当な傷手となろう。

 レースの1/4にあたる40周目の順位はトップが66号車 triple a Vantage GT3(吉本大樹)。トップから36秒差の2位が61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也)。51秒差の3位が88号車 マネパ ランボルギーニ GT3(青木孝行)。53秒差の4位が3号車 S Road NDDP GT-R(千代勝正)。54秒差の5位が2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(加藤寛規)。59秒差の6位が43号車 ARTA Garaiya(高木真一)。1分43秒差の7位が21号車 ZENT Audi R8 LMS(都筑晶裕)となった。

3号車と2号車のバトルは何周も続いた

 2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電は変則的な作戦を取り、16周目にピットインを行い高橋選手から加藤選手にドライバー交代している。6位の43号車 ARTA Garaiyaは40周目までピットインを行っていないので3ピット4スティント作戦の可能性が高い。

 43周目。43号車 ARTA Garaiyaがピットイン。この長さのスティントであれば余裕をもって4スティントでゴールを目指すことができる。

 52周目を周回中の52号車 GREEN TEC & LEON SLS(黒澤治樹)がGT500クラスの8号車 ARTA HSV-010(小林崇志)と接触。救急車が出動することとなりセーフティカーが導入されレースは一旦リセットされ各車のギャップも数秒に縮まった。

 セーフティカー導入中はピットインが規制される。ところがピットオープンになる前に88号車 マネパ ランボルギーニ GT3はピットインを行ってしまった。さらにピット作業は人数の規定がありドライバーはドライバー交代以外の作業を行ってはいけないが、マシンを降りた青木選手が他の作業を手伝ってしまい作業違反にも触れてしまった。レース再開後に60秒のピットストップとドライブスルーの2つのペナルティが課せられ大きく順位を落とした。

 レース再開後も66号車 triple a Vantage GT3が後続を引き離す展開は続いた。レース折返しにあたる80周目の順位はトップが66号車 triple a Vantage GT3(星野一樹)。トップから58秒差の2位が3号車 S Road NDDP GT-R(関口雄飛)。1分10秒差の3位が2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(濱口弘)。1分15秒差の4位が61号車 SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太)。1分30秒差の5位が21号車 ZENT Audi R8 LMS(リチャード・ライアン)。2分38秒差の6位が88号車 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学)。3分9秒差の7位が43号車 ARTA Garaiya(松浦孝亮)となった。

 87周目に66号車 triple a Vantage GT3がピットインすると3号車 S Road NDDP GT-Rが代わってトップに。91周目に3号車 S Road NDDP GT-Rがピットインすると、61号車 SUBARU BRZ R&D SPORTが見かけ上の順位だがトップに立った。今シーズンから参戦したBRZは初めてトップを走ることになる。ところがヘアピンの立ち上がりでスローダウン。マシンを揺さぶりながら西ストレートまで走るが万事休す、エンジンが停止しリタイヤとなった。

 燃費走行を続けジワジワと順位を上げてきた43号車 ARTA Garaiya(高木真一)がアクシデントに見舞われた。83周目に2度目のピットインを済ませ3ピット4スティント作戦を着実に進めていたが、97周目のシケインで11号車 GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也)に追突され左リアタイヤとフェンダーが接触し白煙を上げながらの走行となった。98周目に予定外のピットインを行い10位に後退、戦略に狂いが発生した。

 レース終盤、トップの66号車 triple a Vantage GT3は一人旅だが2位争いはまだ決着が付いていない。126周目に2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電が最後のピットイン。残り34周をエース加藤選手が追い上げる作戦だ。

 127周目の2位争いの差は2位の3号車 S Road NDDP GT-R(関口雄飛)から31秒差で3位の21号車 ZENT Audi R8 LMS(リチャード・ライアン)。1分9秒差で4位の88号車 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学)。1分35秒差の5位に2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電。

 2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電は最後のピットインを完了しているので2位との差は実質10秒程度。最終盤に逆転で2位になる可能性は充分ありそうな展開となった。ところが2号車 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電は3周でピットに入りガレージにマシンを戻してしまった。オーバーヒートが原因で長時間ピットに留まることとなった。

 第3ドライバーのリチャード・ライアン選手が駆る21号車 ZENT Audi R8 LMSは2位との差を急速に縮め、132周目に18秒、138周目に8秒、144周目に6秒まで詰め寄り逆転は時間の問題かと思われた。ところが145周目のヘアピンでスローダウン。ガス欠となり、スプーン入り口でマシンを止めた。

 停止した21号車 ZENT Audi R8 LMSの横をすり抜けた17号車 KEIHIN HSV-010(塚越広大)が130R出口で大クラッシュ。レースは最終盤でセーフティカーが導入された。

 セーフティカー導入のタイミングで不運だったのは88号車 マネパ ランボルギーニ GT3。その直前にピットインし周回遅れになったためレース再開後に戦う権利を失ってしまった。

 3号車 S Road NDDP GT-Rはセーフティカー導入中のピットロードオープンに合わせピットイン。給油だけ済ませコースに復帰した。混乱の中イエローフラッグ無視のペナルティが課せられレース再開後に10秒ストップのペナルティを受けるが後方の88号車 マネパ ランボルギーニ GT3とは大差がありそのままの順位をキープした。

 終始圧倒的な速さで、マシントラブルもなくフィニッシュした66号車 triple a Vantage GT3が今季初優勝。ただし、ゴール後の立体交差下でマシンから発火。結果として1周早くトラブルが出ていればゴールできなくなるヒヤヒヤの優勝となった。2位は3号車 S Road NDDP GT-R、3位は88号車 マネパ ランボルギーニ GT3となった。

ゴール後、ウィニングランの最中にマシン底に炎を見えるGT300クラスの表彰式(Photo:Burner Images)

 最終順位とドライバーズポイント上位は以下のとおり。

GT300最終順位

順位マシン名(ドライバー名)
1位66号車 triple a Vantage GT3(吉本大樹/星野一樹/吉田広樹)
2位3号車 S Road NDDP GT-R(関口雄飛/千代勝正/佐々木大樹)
3位88号車 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学/青木孝行/澤圭太)
4位43号車 ARTA Garaiya(高木真一/松浦孝亮)
5位11号車 GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸)
6位33号車 HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢)
7位4号車 GSR ProjectMirai BMW(番場琢/佐々木雅弘)
8位27号車 PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ(山岸大/井口卓人)
9位30号車 IWASAKI MODAクロコ apr R8(岩崎祐貴/坂本雄也/小林賢二)
10位85号車 JLOC Exe ランボルギーニ RG3(坂本祐也/阪口良平)

GT300ドライバーズポイント

順位マシン名(ドライバー名)ポイント
1位66号車 triple a Vantage GT3(吉本大樹/星野一樹)47
2位3号車 S Road NDDP GT-R(関口雄飛/千代勝正)46
3位11号車 GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸)43
4位33号車 HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢)40
5位911号車 エンドレス TAISAN 911(峰尾恭輔/横溝直輝)39
6位0号車 GSR 初音ミク BMW(谷口信輝/片岡龍也)35
7位43号車 ARTA Garaiya(高木真一/松浦孝亮)27
8位2号車 エヴァンゲリオンRT初号機PETRONAS紫電(高橋一穂/加藤寛規)25
9位88号車 マネパ ランボルギーニ GT3(織戸学/青木孝行)24
10位52号車 GREEN TEC & LEON SLS(竹内浩典/黒澤治樹)21

 このレースの模様はテレビ東京系列で毎週日曜23時30分からの「SUPER GTプラス」(BSジャパンでは毎週日曜10時30分から)で放送される。次戦は9月8日~9日に富士スピードウェイ(静岡県小山町)で開催される。

(奥川浩彦/Photo:奥川浩彦/報道専用レースフォトデータベース Burner Images)
2012年 8月 28日