シトロエン、内外装を一新した新型「C3」

　プジョー・シトロエン・ジャポン（シトロエン）は7月5日、昨年のジュネーブ・モーターショーで初公開した新しい「C3」を全国のシトロエン ディーラーネットワークで発売する。

2010年5月のフルモデルチェンジ以来、初めての大型変更を受けたC3

　今回の変更では、主に内外装と装備品が一新され、見た目や使い勝手の面を磨き上げている。

　エクステリアでは、左右のヘッドライトまでダブルシェブロンマークを連続させて新たにグリルを形成。さらにヘッドライト下にLEDランプを追加し、台形フォルムだったラジエターグリルを六角形に変更。ブラックアウトされていたラジエターグリル内のフロントバンパーもボディ同色に改め、より洗練されたシトロエンらしい印象としている。また、リアビューではリアコンビランプの上部をレッドからホワイト系に変更してシャープさを演出している。ボディーカラーには新色として濃紺色の「ブルー アンクル」とメタリックレッドの「ルージュ ルビ」を追加して全5色展開となっている。

大規模なフェイスリフトで個性を強調。今まで以上にシトロエンらしさをアピールする顔つきとなっている

新色の「ブルー アンクル」。アンクル（encre）はフランス語でインクを意味する

新色の「ルージュ ルビ」。ルビ（rubis）はフランス語でルビーを意味する

このクラスでは上級装備であるフロントLEDライトで、洗練されたイメージを印象付ける

リアコンビランプは内部の配色を変更し、見た目のイメージを引き締めている

　内装では、2つのグレードにそれぞれ新デザインのシート、新カラーのダッシュボードパネルを装着。装備ではオーディオのヘッドユニットにUSBを対応させ、ダッシュボードツイーターとウーファーを備える8スピーカーHiFiオーディオを全車で採用。これまでセダクションのエアコンはマニュアル式だったが、全車花粉フィルター付きオートエアコンに統一されるなど、ファミリーカーとしてのニーズが高い装備にアップグレードしている。

セダクションのファブリックシート。配色はブラン/ミストラル

エクスクルーシブのダイナミカ/ファブリックシート。配色はミストラル

セダクションのパネルカラーはマットシルバーからタングステンに変更

エクスクルーシブのパネルカラーはチタンシルバーからグリミラーに変更