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Honda コレクションホール「2013年第2回走行確認テスト」を実施

往年のロータス100TやJTCシビックがツインリンクもてぎを走行

2013年9月9日開催

 本田技研工業は9月9日、Hondaコレクションホール所蔵車両の走行確認テストを茨城県のツインリンクもてぎ南コースで行った。

 Hondaコレクションホールはホンダが収集、復元してきた2輪、4輪、汎用製品からレーシングマシンなど約350点を展示しており、今回のイベントではそのなかから選定した車両の走行テストを行い、一般にも公開している。今年は5月にも実施されており、今回は2回目の開催となった。本来は9月8日実施予定だったがあいにくの荒天で順延され、翌日の9月9日にすべての走行が予定どおり実施された。

すべてのテストドライブを行った宮城光氏
お昼休みの時間帯には車両見学が実施された

 今回走行したのは、2輪マシンが「4RC146」「RC174」「RCB1000」「NSR500」「RVF750」「NSR250」「NSR500」の7台、4輪マシンが「NSX」「ロータス100T」「マクラーレンMP4/6」「モチュールCIVIC」「JACCS CIVIC」「ギャザズCIVIC」「ヤマトCIVIC」の7台で、合計14台のマシンがテスト走行を行った。

ロータス100T(1988年)
 中島悟のF1参戦2年目の乗車車両。第1戦ブラジルで6位入賞。V型6気筒1.5リッターターボエンジンを搭載。

マクラーレンMP4/6(1991年)
 1991年にG・ベルガーが鈴鹿で勝利。同年、A・セナが自身3度目のワールドチャンピオンを獲得した車両。

シビックSi(1987年)
 1987年のJTC(全日本ツーリングカー選手権)1600ccクラスで6戦全勝を達成してチャンピオンを獲得した車両。

シビックSiR-II(レース仕様車)(1993年)
 1993年、年間4勝を挙げ、JTC最終年度最小排気量クラスチャンピオンを獲得した。

シビック タイプR(1998年)
 1998年、N1耐久十勝24時間耐久レースでGT-Rの51連勝を阻止し、総合優勝を飾った車両。

シビック(レース仕様車)(1984年)
 富士グランドチャンピオンシリーズの前座レース(MTレース)で81年/83年チャンピオンを獲得。

NSX(1995年)
 1995年のル・マン24時間レースで総合8位/GT-2クラス優勝を達成した車両。今回のテスト走行では車両の調子がわるく、残念ながら走行はすぐに中止となった。

4RC146(1965年)
 125cc/4気筒の2年目モデル。ライバルの性能向上が目覚ましく、'65シーズンは未勝利に終わった。

RC174(1967年)
 WGP参戦第一期最終年の350ccクラスチャンピオン獲得車両。エンジンはRC166(250cc)を改良して297ccとしたDOHC6気筒エンジンモデル。

RCB1000(1976年)
 RCB1000として参戦8戦で7勝し、ヨーロッパ耐久レースシリーズチャンピオンを獲得した。

NSR500(1985年)
 F・スペンサーが自身2度目の500ccチャンピオン(250ccとのダブルチャンピオン)を獲得したマシン。

RVF750(1997年)
 鈴鹿8耐2回目の日本人コンビ(伊藤真一/宇川徹選手)優勝車両。

NSR250(1997年)
 M・ビアッジが年間5勝を挙げ、個人/メーカタイトルを獲得した車両。

NSR500(1997年)
 M・ドゥーハンが年間12勝を獲得し、個人/メーカータイトルを獲得した車両。

【お詫びと訂正】記事初出時、JTCをJTCCと間違って表記しておりました。お詫びして訂正させていただきます。

(清宮信志)