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ランボルギーニ、「ガヤルド LP570-4 スクアドラ・コルセ」を国内発表

「ランボルギーニ青山」もグランドオープン

2013年9月20日発表

3165万6450円

 ランボルギーニ ジャパンは9月20日、フランクフルトモーターショーでワールドプレミアしたばかりのニューモデル「ガヤルド LP570-4 スクアドラ・コルセ」を報道関係者に公開した。価格は3165万6450円。

「ガヤルド LP570-4 スクアドラ・コルセ」。ボディーカラーはパールイエローの「ジャロ・ミダス」
夕暮れ時の東京 渋谷「TWO ROOMS」でアンベールされた
前後に19インチ鍛造ホイールを装着。タイヤはピレリのP ZERO Corseで、フロントが235/35 ZR19、リアが295/30 ZR19となる。アルミ合金製のブレーキキャリパーは写真のイエローのほか、レッド、ブラックも選択可能
ボディーの下側にはイタリア国旗をイメージした3色のステッカーでラインが描かれる
搭載するV型10気筒エンジンはレース車両に使用するものを仕様変更せずそのまま採用。外観のアクセントともなっているエンジンフードも、レース車両で使われているクイックリリース式の取り外しに対応するもの。強大なエンジンパワーを受け止めるため、やはりレース車両と同じリアウイングを装着している
カーボンファイバー素材とアルカンターラ生地を多用する車内。シートは写真のレーシング用バケットシートのほか、コンフォートシートのオーダーも可能

スイスの高級時計メーカー「ブランパン」との共同新作発表

 発表会には、イタリアの本社 アウトモビリ・ランボルギーニの代表兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏が参加。「この“スクアドラ・コルセ”という我々のモータースポーツ専門部署の名前を与えたモデルは、大きく3つの特徴がある。1つはエンジン。5.2リッターのV10エンジンは570PSを生み出して4輪で駆動するのです。そして空力性能もとても大切な要素。ダウンフォースはこのモデルの“シスター”とも言えるガヤルド LP560-4 クーペより3倍高いという優れた空力となる。最後に、軽量というのも重要なポイント。ボディーにはアルミとカーボンファイバーを多用して非常に軽量に仕上げられている。ハンドリングも軽快で、とても速いスーパースポーツカーであり、レースにふさわしいクルマとなっている」と解説した。

アウトモビリ・ランボルギーニ 代表兼CEOのステファン・ヴィンケルマン氏

 また、この発表会ではスイスの高級時計メーカー「ブランパン」による新作発表も実施。ブランパンはランボルギーニと共催で、ワンメイクレース「ランボルギーニ・ブランパン・スーパートロフェオ」を開催しており、ここで発表された腕時計「L-エボリューション R フライバック クロノグラフ ラージデイト」も、モータースポーツからインスパイアされた最新の技術とデザインを融合させた製品となっている。

 発表会で製品紹介を行ったブランパン副社長兼マーケティング責任者のアラン・デラムラ氏は、「ブランパンにとって、伝統と革新は異なるものではなく、革新こそブランパンが持つ伝統となっています。ランボルギーニも同じように革新を伝統としており、我々がパートナーシップを持つ理由となっています。また、今日発表した新しい時計はランボルギーニと一緒に開発したものです。ランボルギーニの車両でも使われているカーボンファイバー、シートと同じアルカンターラのブレスレット、さらに細部に至るまで同じ意匠となっています」とコメントしている。

ブランパン副社長兼マーケティング責任者のアラン・デラムラ氏
「L-エボリューション R フライバック クロノグラフ ラージデイト」。世界限定88本で、価格は187万9500円
発表会の会場内では、ブランパンのクロノグラフウォッチなども展示された

日本国内5点目のランボルギーニショールームがグランドオープン

 また、ガヤルド LP570-4 スクアドラ・コルセの発表に先立ち、東京都港区の青山通沿いにできたランボルギーニの新しいショールーム「ランボルギーニ青山」のグランド・オープニングセレモニーが実施された。

このショールームは、ランボルギーニ ジャパンとコーンズ・モータースの正規販売代理店契約締結に基いて誕生したもので、麻布(東京)、名古屋、大阪、福岡に続く国内5店舗目。ランボルギーニのコーポレート・アイデンティティに沿った共通デザインで構成され、226m2のフロアに、常時3台の車両を展示する予定となっている。

ランボルギーニ青山

ランボルギーニ青山
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山 2-5-17
TEL:03-5413-2121
FAX:03-5413-2288

青山通沿いのエリアに「アヴェンタドール LP700-4」を展示。歩道を歩くサラリーマンなどから熱い視線が投げかけられていた
ガヤルド LP560-4 スパイダー
本来は店内に置かれるはずのガヤルド LP560-4 クーペだが、セレモニーを行うスペースを確保するためショールーム入り口エリアに展示されていた
店内ではキーホルダーやミニカーなどのグッズが展示販売されている

 オープニングセレモニーで挨拶したランボルギーニ ジャパン カントリー・マネージャーのエジナルド・ベルトリ氏は「私たちは本日、コーンズ・モータースとのパートナーシップを発表しました。多数の候補がありましたが、日本のラグジュアリーカー、スーパースポーツカー市場で最も優れた実績を持つコーンズ・モータースを選ばせてもらいました。アウトモビリ・ランボルギーニは1963年に設立されて以来、この業界で約50年間、深い知識を積み重ねてきています」とコメントした。

 また、コーンズ・モータース代表取締役社長の渡謙作氏も登壇。乗用車におけるパートナーシップはスタートしたばかりだが、実はランボルギーニが自動車事業を始める前から生産を続けているトラクターの分野では、30年ほど前から北海道での輸入販売をコーンズが手がけているというエピソードを紹介。今後もこの良好な関係を維持していきたいと語った。

セレモニー内ではステファン・ヴィンケルマン氏から渡謙作氏に記念品が贈呈された
ランボルギーニ青山は、麻布(東京)、名古屋、大阪、福岡に続く国内5店舗目となる

(編集部:佐久間 秀)