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英ジャガー・ランドローバーと米インテル、次世代車載情報システムの開発で業務提携
米オレゴン州ポートランドに研究開発センターを新規開設
(2013/11/28 15:15)
英ジャガー・ランドローバーは11月20日(現地時間)、次世代車載情報システム(IVI:In-Vehicle-Infotainment)の開発で、米インテルと新たな業務提携を締結したと発表した。
この業務提携に伴い、シリコンバレーやシアトルというIT産業の中核都市に近い、米オレゴン州ポートランドに研究開発センターを2014年に開設するとともに、クルマやデバイス、クラウドとの繋がりを可能にする、次世代デジタル車両のプロトタイプの探求・開発プロジェクトが複数進行していることを明かした。
研究開発センターは、16名のソフトウエアエンジニアを含む計30名程度のインフォテインメントのスペシャリストが属する予定で、マルチメディアクリエイティブ実習室、イノベーションスペース、開発ラボ、車両が6台入る作業場で構成される。
今回の業務提携について、ジャガー・ランドローバーのエンジニアリング・ディレクターであるウルフガング・ツィーバルト博士は、「インテル社との提携は、ジャガーやランドローバーなどのプレミアム・グローバル・ブランドに適したプラットフォームとシステムを定義し、開発する助けとなります。最終的にはユニークで革新的な技術を開発し、それが当社製品の継続的な訴求力の向上にもつながると考えています。当社が米国で行っている研究と今回の提携構築は、当社製品がこれからも革新的かつグローバルな競争力を有し続けるうえでの一助となるでしょう」と述べている。
また、インテル オートモーティブ・ソリューションズ部バイスプレジデント兼ジェネラルマネジャーのエリオット・ガルバス氏は、「消費者はクルマの中にいても、インターネットにつながった自分たちのライフスタイルをそのまま維持したいと望んでいます。つまり、車中でのインターネット接続レベルや情報レベルを強化する必要があるということです。ジャガー・ランドローバー社との提携の一環として、安全な方法でドライバーや乗員に情報を提供し、エンターテイメントが楽しめ、またドライビングをアシストできる革新的な方法を探っています。車中からクラウドまで、ユニークな体験の開発をスピードアップしています。当社の目標は、世の中にあるあらゆるモノがインターネットに接続される『Internet of Things(モノのインターネット)』の時代における新しいタイプの車内サービスとそれを応用する機会のさらなる創造です」とコメントを発表している。