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GM、レース技術で一新された新型「シボレー コルベット」
先代から受け継ぐパーツは「たった2つ」というオールニューコルベット
(2013/12/4 20:46)
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、新型「シボレー コルベット」のクーペモデルを2014年4月12日、コンバーチブルモデルを2014年5月24日に発売する。価格はクーペモデルが918万2000円~1099万円、コンバーチブルモデルが989万円~1159万円。
グレード | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
シボレー コルベット クーペ | V型8気筒 6.2リッター 直噴 | 7速MT | 2WD(FR) | 9,182,000円 |
6速AT | 9,290,000円 | |||
シボレー コルベット クーペ Z51 | 7速MT | 10,882,000円 | ||
6速AT | 10,990,000円 | |||
シボレー コルベット コンバーチブル | 9,890,000円 | |||
シボレー コルベット コンバーチブル Z51 | 11,590,000円 |
第7世代となる新型コルベットでは、クーペとコンバーチブルの2種類のボディータイプを用意し、それぞれにスポーツ性を高めたZ51(ズィー・フィフティ・ワン)をラインアップ。V型8気筒 6.2リッター 直噴エンジンで後輪を駆動し、ミッションはパドルシフト付きの6速ATのほか、クーペにはアクティブ・レブマッチング機能付きの7速MTも設定している。ボディーサイズは4495×1880×1230mm(全長×全幅×全高)でホイールベースは2710mm。全車2人乗りで、車両重量はクーペモデルのZ51で1580kgとなっている。
LT1型エンジンは、ベースモデルで339kW(460PS)/624Nm(63.6kgm)を発生するほか、Z51モデルでは343kW(466PS)/630Nm(64.2kgm)にパワーアップする。これを組み合わせるボディーは、ル・マン24時間レースのGTカテゴリーで7回の優勝を数える「コルベット・レーシング」からフィードバックされた技術を生かすエアロダイナミクスデザインとなっているほか、先代のスチールフレームからアルミニウムフレームに移行したことで重量を45kg軽量化しつつ、ボディー剛性は57%高めている。また、カーボンファイバー製エンジンフードなどの採用により、前後重量配分を約50:50としている。
足まわりでは「タイヤ温度検知システム」をシャシー制御技術に応用。タイヤの温度情報からトラクションを最適化するためにABSなどをコントロール。97km/hから停車するまでの減速でタイヤ温度を考慮し、ブレーキ制御の最適化によって制動距離を約1.5m改善するという。このほかにダンパーでは、ベースモデルに35mmピストンのビルシュタインダンパーを装着。Z51モデルでは第3世代のマグネティック・ライドコントロール(磁性流体減衰力制御システム)を標準装備。さらにZ51モデルにはeLSD(電子制御リミテッド・スリップ・デフ)を投入し、車両の速度やステアリング角度、スロットル開度などを検知してハンドリングとトラクションを最適なバランスで制御する。