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伊フェラーリ、V8直噴ターボ搭載の「カリフォルニア T」をジュネーブショーで公開
最高出力412kW(560CV)、最大トルク755Nm。典型的なフェラーリのエンジンサウンドを実現
(2014/2/13 21:42)
伊フェラーリは2月12日(現地時間)、ジュネーブモーターショー(プレスデー:3月4日、5日、一般公開日:3月6日~16日)でリトラクタブル・ハードトップを備えたコンバーチブルモデル「カリフォルニア T」を公開すると発表した。
これまで展開していた「カリフォルニア」の改良版と目されるカリフォルニア Tは、新たに開発されたV型8気筒3855cc直噴ターボエンジンをミッド・フロントに低く搭載。最高出力は412kW(560CV)/7500rpm、最大トルクは755Nm(77kgm)/4750rpmとしており、0-100km/h加速は3.6秒、最高速は316km/h、燃料消費量は10.5L/100km。前後重量配分はフロント47:リア53となっている。設計段階における最大の課題は「典型的なフェラーリのエンジンサウンドを実現すること」であり、それを可能にするべくクランクシャフト、3ピース鋳造エキゾースト・マニホールド、ターボハウジングなどに特殊な製造技術を採用したという。
新開発のステアリング・ギアボックスや磁性流体制御ダンパー&スプリング、最新版のトラクションコントロールシステム「F1-Trac」などを搭載するとともに、ハイパフォーマンスABSやカーボンセラミックブレーキシステム(CCM3)などにより、100km/hから停止までの制動距離は34mとしている。
ボディーサイズは4570×1910×1322mm(全長×全幅×全高)で、デザインはフェラーリ・スタイリング・センターとピニンファリーナの共同作業によるもの。「250 テスタロッサ」のポンツーンフェンダー・スタイルからインスパイアを受けたというボディー側面のシェイプや、リアのトリプル・フェンス・ディフューザーなどが特徴となっている。ルーフの開閉時間は14秒としている。