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パナソニック、“トリプル衛星受信”とOBD2に対応する新型「ゴリラ」シリーズ4機種

「準天頂衛星 みちびき」「グロナス」対応でPNDでも自車位置精度を追求

「CN-GP745VD」
2014年6月12日から順次発売

オープンプライス

「CN-GP740D」

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、SSD PNDの「ゴリラ」シリーズでニューモデル4機種を発表。5V型画面の「CN-GP540D」を6月12日、7V型画面の「CN-GP740D」「CN-GP745VD」と独自の“ゴリラ Eye(アイ)”を備える「CN-GP747VD」の3機種を7月10日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はCN-GP540Dが3万7000円前後、CN-GP740Dが5万円前後、CN-GP745VDが6万円前後、CN-GP747VDが7万円前後。

背面に脱着可能なカメラユニット“ゴリラ Eye”を設定する「CN-GP747VD」。CMOSセンサーの“ゴリラ Eye”は1280×720 27fpsの動画撮影に対応。エンジン始動に連動し、車両前方の状況を自動録画
5V型画面の「CN-GP540D」

 16GBのSSDを搭載し、高精細ワイドVGA(800×480ピクセル)ディスプレイを採用する新型ゴリラシリーズでは、国内向けPNDとしては業界初となるアメリカのGPS、日本の準天頂衛星 みちびき、ロシアのグロナスに対応する「トリプル衛星受信」に対応。さらに上下左右のジャイロセンサーと3軸の加速度センサーを組み合わせて使う独自の「Gジャイロ」を搭載し、PNDながらビル街や高架下、トンネルなどの走行中でも高い自車位置測位の精度を実現する。

 また、CN-GP540D以外の機種では2014年冬に発売予定のオプション「OBD2アダプター」に対応。車両のOBD2コネクター(故障診断コネクター)から速度情報やエンジン回転数などのデータを受け取れるようになり、車両の現在位置をさらに正確に測位可能になる。

準天頂衛星 みちびきとグロナスにも対応する「トリプル衛星受信」で周囲に障害物が多い走行状況でも自車位置をしっかりと測位する
2014年冬に発売予定の「OBD2アダプター」を使えば、長いトンネルなどのシーンでもより正確な自車位置を表示可能

 このほか、機種名にVが入るCN-GP745VDとCN-GP747VDはFM-VICSに対応。渋滞や交通規制などの情報を受信して地図上に表示し、通行止めなどの情報を考慮したルートを探索してくれる。さらに「道路マップ無料更新」にも対応し、「道路データ」「音声案内データ」「案内画像データ」を年6回の予定で、SDカードを経由して2017年11月30日までアップデート予定となっている。

画面両サイドの「縮尺ボタン(左)」「ランチャーボタン(右)」をON/OFF可能で、地図画面を最大限に表示する「フルスクリーンマップ」を表示できる
実物を模したリアルな方面看板、立体交差点の拡大表示、右左折などを考慮したレーンガイドなどで一般道の走行をサポート
高速道路ではハイウェイ入り口拡大図、ハイウェイ分岐図、ルート上の情報を案内するハイウェイマップなどのデータを表示

(編集部:佐久間 秀)