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WRC 第8戦でトミ・マキネン・レーシングが製作した4輪駆動の「GT86」登場

「よりよいクルマづくりのためにラリーへの参加が必要」とトヨタ 豊田章男社長

トミ・マキネン氏(写真左)とトヨタ自動車の豊田章男代表取締役社長(写真右)
2014年7月31日~8月3日(現地時間)開催

 7月31日~8月3日(現地時間)に行われたWRC 第8戦フィンランドで、4輪駆動の「GT86」が公開された。

 今回公開されたラリー仕様のGT86は、フィンランド・ユバスキラ近郊にあるトミ・マキネン・レーシングが製作したもの。公開当日はトミ・マキネン氏がドライバーを務め、トヨタ自動車の代表取締役社長である豊田章男氏が同乗。豊田氏自身は、事前にトミ・マキネン・レーシングそばのプライベートテストでステアリングを握ったという。

 会場において、豊田氏は「私はWRCを学ぶためにここにきた。ラリーにおけるトヨタのDNAは私にとって本当に大きなもの。会社のトップとして伝説を継続したいが、トヨタは大企業であり、誰も私の話に耳を傾けない!」「だからよりよいクルマづくりのためにラリーへの参加が必要であることを、皆に示さなければならない」と述べている。

 トヨタは1999年にWRCから撤退しており、今回はWRCへの復帰について具体的に論じられなかったものの、「将来の我々の活動を見てください」とのコメントも発表されている。

公開当日はトミ・マキネン氏がドライバーを務め、豊田氏が同乗。豊田氏は事前のプライベートテストでステアリングを握ったという
ラリー仕様のGT86

(編集部:小林 隆)