ニュース
東京ビッグサイトで旅行気分が味わえる「ツーリズムEXPOジャパン2014」9月27日~28日開催
キャンピングカー約120台が集まる「くるま旅 キャンピングカーフェア」も同時開催
(2014/9/26 23:34)
東京ビッグサイト(東京都江東区有明)東館1~6ホールで、国内外の観光産業に関連する企業、業者が出展する世界最大級の観光関連イベント「ツーリズムEXPOジャパン2014」が9月27日~28日に開催される。入場料は大人1300円、学生700円。
このツーリズムEXPOジャパンは、2013年まで別々に開催していた「旅フェア日本」と「JATA旅博」を統合したイベント。どちらも旅行に対する需要喚起への貢献度は高いものだったが、「国内も海外も同時に色々見てみたい」という来場者の声に応えるため統合されることになった。それだけに、会場には国内外の魅力的な観光地を紹介するブースが目白押し。会場内を歩きまわるだけでも楽しいイベントになっている。
乗り物好きにお勧めなのが各航空会社のブースだ。こちらでは各社の最新機材に装備されている「いち押しのシート」が展示されていて、実際に座ることも可能。とくにビジネスクラスのシートは年々機能と快適度が上がっているので、この機会にその座り心地を体験してみてはどうだろう。なお、航空機メーカーではエアバスが出展していたので、まずはそこから紹介しよう。
エアバス
エアバスのブースでは最新鋭の「A380」に採用されているエコノミークラスシートを展示。エアバスの機体は従来から幅広なデザインだったが、A380はさらにワイドになっているのでエコノミークラスシートでも横幅が19.25インチもある。身長170cm、体重65kgという筆者の体型でこのシートに座ると、両サイドの席とのゆとりをしっかり体感できる。座り直すときやテーブルでのPC作業のときでも横の隙間を気にする必要はなさそうだ。
ANA
ANA(全日本空輸)はスターアライアンスグループとの合同ブースで、ビジネスクラスシートの展示と試座を行っている。このシートは電源も接続されていて、実際にリクライングさせて快適な座り心地を体験できる。また、ヘッドマウントディスプレイを装着して世界旅行を体感できるコーナーもある。このほか、ANAのFacebookページ、LINEアカウント、ツイッターなどフォローをして現地のカウンターで提示すると、ANAの「制服型キーホルダー」がもらえる。こちらも数量限定でなくなりしだい終了になる。
JAL
JAL(日本航空)は国際線、および国内線に投入した最新シートを展示している。国際線ではボーイング787に採用しているエコノミーシートを大々的にアピール。この機体では従来は横9列だったシート配列を横8列に変更。それによってシートの横幅が5㎝広がり、シートピッチも約5㎝広くなっている。また、国際線の777&767も「スカイスイート」には、すべて新しいシートを導入。このシートも一部展示が用意されており試座も可能。国内線では「クラスJ」の展示が主体。国内線のビジネスユーザーに人気のシートで、普通席よりも18㎝広く、足下も広く取った贅沢な設定。リクライング機構も充実している。それでいて、料金は普通席からプラス1000円である。
デルタ航空
デルタ航空も新型シートを展示。シートの全長は208㎝、幅は52㎝と長身の人でもゆったりくつろげるサイズ。シートポジションは電動調整できめ細かく設定可能。もちろん、フルフラットベッドにもなる。このシートには15.4インチのモニターも装備。電源コンセントとUSBポートも装備している。このシートも試座OKだ。また、就寝時に提供される寝具はウェスティンホテルの「ヘブンリー機内寝具」。アメニティは「Tumi」となっている。
「ジャパンフードコーナー」「ワールドフードコート」「全国どんぶり選手権」も展開
ツーリズムEXPOジャパンではこういった乗り物好きが楽しめるブース以外にも、観光イベントだけに国内外のさまざまなブースが見てまわれる。各ブースではその土地の特色を生かした展示を行っていて、アジア系の国々のブースでは、民族衣装や民俗芸能なども披露している。日本国内の観光地も負けておらず、土地の名物、お祭りなど見やすく展示している。今後のドライブの目的地を選びに行くのもよいだろう。現地のスタッフも来ているので、展示にはない穴場のドライブスポットなどが聞けるかもしれない。
また、会場内のフードコートは3タイプあり、日本の食文化を堪能できる「ジャパンフードコーナー」、食べ物で世界一周できる「ワールドフードコート」、日本全国から「丼物」だけ集めた「全国どんぶり選手権」が展開されている。会場に足を運んだら、ぜひこちらもチェックしてほしい。
なお、取材当日は開催前となっていたが、9月27日~28日の一般日には軽キャンパーからトレーラータイプまで幅広いジャンルのキャンピングカー約120台が展示される「くるま旅」キャンピングカーフェアも同時開催される。